動物よりひどい人間への待遇:精神病囚人の独房監禁を非難する刑務所制度内部の声

2014/4/1(Tue)
記事番号: 
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ニューヨーク市のライカーズ島の施設で2人の囚人が死亡したことを受け、拘置所と刑務所が独房監禁の使用を改革することへの高まる圧力について検証します。独房が下水で水浸しになったときに支給された洗剤1袋を食べて死亡した、精神障害を持つライカー島の囚人ジェイソン・エケバリアの公民権を侵害したとして、刑務官のひとりが、3月5週に逮捕されました。このような事件で逮捕者が出たのは、過去10年以上で初めてのことです。3月にはまた、精神病のホームレスの退役軍人であるジェローム・マードフが、15分毎に点検を受けることになっていた精神監視独房で死亡しました。当局者はAP通信に対し、マードフは独房の気温が急上昇したことで「焼け死んだ」と話しました。エケバリアの父親で、息子のために正義を求めて抗議活動をしているラモン・エケバリアと、ライカー島の独房に収監されていた元囚人のファイブ・ムアリマクに話を聞きます。また、刑務所制度の内側で改革を求めている2人のゲストからも話を聞きます。刑務所内での暴力減少を助けている精神科医のジェームス・ギリガン博士と、テキサス州の刑務官を代表する団体である「テキサス刑務官」(Texas Correctional Employees)の代表ランス・ローリーです。ローリーはテキサス州に対し、死刑囚官房を含む独房の使用を減らすことを求めています。「動物園の飼育係ですら、我々が人間を入れているような施設に動物園の動物たちを入れることを許可されていません」とギリガン博士は言います。「我々は自己達成的予言と呼ばれる状況を創り出しました。こうした人たちは動物だ、彼らは動物のように振舞うだろう、だから我々は彼らを動物のように扱う、そして彼らは動物のようになるのです」。

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