エジプト裁判所による弾圧 モルシ支持者の集団死刑宣告 ジャーナリスも裁判にかけられる

2014/3/26(Wed)
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近代歴史上最大規模の死刑判決を下したエジプトは、国際的な批判に直面しています。24日、失脚したモハメド・モルシ大統領の529人の支持者たちが、昨年夏に起きた一人の警察官の死に対して死刑判決を受けました。裁判はわずか二日間で終わり、被告の大多数が裁判に出席していませんでした。例外的に迅速な裁判と厳しい判決は、既に何百・何千という死者と逮捕者を出した、エジプトの軍事政権によるモルシ支持者への弾圧がさらにエスカレートしたことを示しています。また、もう一つ注目されている裁判は、アルジャジーラの3人のジャーナリストのピーター・グレステ 、 バヘル・モハメドとモハメド・ファフミの裁判で、彼らはすでに3カ月近く投獄されたままで保釈も拒否され続けています。彼らはテロ組織に所属するか支援しているとして告発されています。一方、 エジプトを代表する活動家の二人が、100日間の投獄の後に釈放されました。アラー・アブド・エル・ファタとアーメド・アブデルラーマンは、軍事政権の抗議行動禁止法に違反したとして起訴された活動家グループのうちの二人です。彼らの他にも23人が保釈されましたが、来月には彼らに対する裁判が行われることになっています。本日は、カイロからデモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。

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