米上院、人種差別意識を利用? 民主党議員ら、ムミア・アブ=ジャマル弁護に関わった司法省要職候補への共和党の承認反対に同調

2014/3/6(Thu)
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オバマ大統領が指名した米司法省公民権部門部長候補、デボ・アデグブレの承認投票で、数人の米上院の民主党議員が共和党側につくという驚きの結果となりました。承認を巡る議論は、アデグブレが、フィラデルフィアの警察官殺しで有罪となり収監されているブラックパンサー・メンバー、ムミア・アブ=ジャマルの弁護でどのような役割を担ったかというほぼ1点に絞られました。アブ=ジャマルは長いこと無実を主張しています。アデグブレは、裁判当時の判事による陪審への指示がアブ=ジャマルの権利を侵害したとの主張を通すことに成功した、全米黒人地位向上協会(NAACP)法的弁護基金(Legal Defense Fund)の弁護士チームの一員でした。アデグブレの支持者は、彼への攻撃はウィリー・ホートン・キャンペーン(1988年大統領選で共和党が行った人種偏見を煽ることを利用した政治キャンペーン)の再来だ言います。この論争について2人のゲストに話しを聞きます。ニューヨーク市立大学バルーク校CUNY(Baruch College-CUNY)の歴史教授で、「ムミアを連れ戻そうキャンペーン」(Campaign to Bring Mumia Home)のコーディネーターも務めるジョハナ・フェルナンデスと、NAACP法的弁護基金理事長で、教育基金(Educational Fund)の政治パートナーシップ・グループのライアン・ヘイグッドです。

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