「アライブ・インサイド」:アルツハイマーと痴呆症患者を癒す 音楽の不思議な力

2014/1/22(Wed)
記事番号: 
2

ヘッドフォンはアメリカにいる何百万人ものアルツハイマー患者や痴呆症患者の生活をかえることが出来るのか?サンダンス映画祭で上映された新しいドキュメンタリー映画『アライブ・インンサイド:音楽と記憶のお話』(Alive Inside: A Story of Music & Memory) は、老人ホームでiPodを用いて音楽療法を始めたソーシャルワーカー、ダン・コーエンの姿を追います。コーエンが世話をする患者の一人、90歳代のアルツハイマー患者ヘンリー・ダイヤーは、この映画の中心的人物の一人です。彼を映した映像クリップは、2012年にオンラインにアップロードされ、それから1千万回以上再生されました。このクリップは、ダイヤーが外の世界に殆ど反応を示さないところから始まります。そんな彼にヘッドフォンが渡され、大好きなキャブ・キャロウェイの音楽が流れます。そうすると、音楽が彼を活気づけ、目覚めさせ、そして昔の記憶をよみがえらせるのです。本日は、これらの抜粋を流しながら、コーエンに「音楽と記憶」プロジェクトについて、そして、この映画の監督/制作者であるマイケル・ロサト-ベネットにも話を聞きます。

共有します