エリン・ブロコビッチ:化学物質流出後、ウエストバージニア州住民らは「見たことがないほど強く」結束している

2014/1/14(Tue)
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エルク川に化学物質が流出してから5日、ウエストバージニア州は、水道水使用禁止を部分的に解除し始めました。1月9日にフリーダム・インダストリー社が石炭の洗浄に使われる「4-メチルシクロヘキサンメタノール(MCHM)」を最大7500ガロンを水源に流して以来、30万以上の住民が飲用、料理、入浴に水道水を使うことができないでいました。州都のチャールストンを含め、多くの学校と企業が閉鎖されています。水道水使用禁止はこれまでに4つの区域で解除されましたが、州の住民のほとんどはいまだに水道水を使用できません。今回の流出以来、数十人の人々が吐き気や嘔吐、めまい、下痢、発疹、皮膚の赤みなどの症状で入院しています。著名な環境活動家で、消費者保護活動家、法律研究家のエリン・ブロコビッチから話を聞きます。3人の子を持つシングルマザーの彼女は、弁護士のアシスタントとして働きながらカリフォルニアの電力会社パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック・カンパニーを街の水源を汚染した罪で告発し、米国史上最大の集団訴訟での勝利に貢献しました。彼女の物語はアカデミー賞を受賞した映画『エリン・ブロコビッチ』の中で描かれています。現在、ブロコビッチと彼女のチームはウエストバージニア州の流出事件を調査しています。彼女は1月13日、チャールストンで対話集会を開き、地元住民たちと今回の流出について話し合いました。「彼らは、私がこれまでに見たことがないほど強く結束しています」と、ブロコビッチは流出事件後のウエストバージニア州住民らによる自己組織について語っています。

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