ラシード・ハーリディー&ノーム・チョムスキー:今日の平和のため、米国はシャロンの遺した拡張政策の支持をやめるべき

2014/1/13(Mon)
記事番号: 
3

イスラエルのアリエル・シャロン元首相の死去に際し、本日は、ヨルダン川西岸地区とガザ地区を分離し、「分離壁」を建設してイスラエル入植地を防護したシャロンの政策が、現在の中東和平プロセスにいかに影響を与えているかを見ていきます。世界的に有名な反体制知識人、言語学者、作家そしてマサチューセッツ工科大学名誉教授のノーム・チョムスキーと、ココロンビア大学「アラブ研究のエドワード・サイード教授」を務めるラシード・ハーリディー、イスラエルとアラブの対立についての第一人者と広くみなされているオックスフォード大学国際関係学名誉教授のアヴィ・シュライムの3人が参加します。「ジョン・ケリー(米国務長官)が行うべきことは、ほぼ全世界といっていいほどに国際的に極めて広く合意されている2国家設立を、国際的に認知されている境界線に基づいて行うことを、推進することです。これは全世界が支持することなのに、米国によって35年間も阻まれ続けています。われわれはその方針を転換し、全世界に加わり、ある程度の平和をもたらすかもしれない施策を実行すべきなのです」と、チョムスキーは語ります。

共有します