差し押さえられた夢:オバマ大統領が復興を宣伝する中、新刊書が明かす住宅危機の人種差別的根源

2013/8/6(Tue)
記事番号: 
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オバマ大統領は8月6日、“住宅復興”を掲げてアリゾナ州フェニックスに向かいます。ジャーナリストのローラ・ゴッテスディーナーに、住宅差し押さえが招いた危機の壊滅的な後遺症と、いわゆる「復興」のうちのどれほどが、差し押さえられた数十万の住宅を大手の未公開株式投資会社が買い上げた結果によるものなのかについて話を聞きます。2007年以来6年間で、全米の1000万人以上の人々が自分たちの家から立ち退かさせられました。彼女の新著A Dream Foreclosed: Black America and the Fight for a Place to Call Home(『差し押さえられた夢:ブラック・アメリカと家を求める平和への闘い』)は、フォークロージャーに立ち向かう4つの家族に焦点を当てています。「銀行は、米国建国当初から続いている、融資と住宅提供における差別の、より大きな歴史的経緯につけ込んだのです。銀行は赤線引きがされていたコミュニティに意図的に向かいました。赤線引きは、連邦住宅局が、マイノリティ地域には、いかなるローンを貸すことも保証することも認めないという政策で、この政策は1960年代まで20世紀のほとんどの期間続いていました」と、ゴッテスディーナーは言います。「銀行はこの歴史的現実につけ込んで、こうしたコミュニティに対して最悪中の最悪のローンを押し売りしたのです。みんなそれが払いきれない借金だと分かっていました。もちろん金融業界も分かっていました。」

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