シェブロン社、2012年のカリフォルニア州リッチモンド火災で200万ドル支払い結審 同社への抗議デモでは200人が逮捕

2013/8/6(Tue)
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カリフォルニア州リッチモンドにあるシェブロン社の製油所の大規模火災が、サンフランシスコの北東10マイルにわたって毒煙霧を撒き散らしたのは1年前の2012年のことでした。この影響で、1万5000人以上の人々が呼吸困難で医療手当てを受けました。シェブロン社は8月6日、州と郡の検察側との司法取引の一部として、同火災に関連する6件の刑事責任を認め、今後数年の追加監視に応じること、罰金・賠償金200万ドルを支払うことに合意しました。この2日前の8月4日、数千人の人々がシェブロン社の工場の安全問題を非難し、化石燃料に代わる再生可能エネルギーを求めてデモを行いました。「リッチモンドのコミュニティは、私たちの健康と安全だけでなく、私たちの地球の持続可能性にも影響を与えるこうした有毒物質に晒されなくてはならない謂れはないし、甘受するつもりもありません」と、リッチモンドの市長ゲイル・マクラフリンは言います。リッチモンド市議会は8月第一週、「長年にわたって継続された怠慢と、ずさんな監視、必要な安全検査と修理に対する企業全体の無関心」を理由に、シェブロン社に対して訴訟を起こすことを可決しました。

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