トルコ=シリア国境からのレポート:シリア難民が証言する 包囲下のアレッポの「恐ろしい大虐殺」

2012/8/10(Fri)
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シリアではバシャール・アル・アサド大統領の政府軍が、アレッポ奪回を目指して大量に軍を投入した結果、数区画が瓦礫に帰したと言われています。活動家によれば戦いが繰り広げられた過去17ヶ月間に2万人以上が犠牲となり、その大半は非武装の市民でした。また、数万人がシリアを脱出しました。難民は増え続け、8月7日火曜日には、2000名近くが隣国のトルコに渡りました。紛争が始まって以来、約25万人のシリア人が近隣諸国に脱出しました。トルコとシリアの国境から、フリーランスの海外特派員としてこれまで何度もシリアで取材してきたリース・エーリックに聞きます。「反体制派の自由シリア軍が占拠したことのある地区、または過去にデモが行われたことがあるだけでも、市民の住む地区に空爆や砲弾が降り注ぐというのがパターンになっているようです。そのため大勢の人が逃げ出さざるを得ず、国連の推定ではここ一週間ほどの間に避難者は25万人に上っており、ほとんどの人は国内避難民となっています」とエーリックは言います。

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