『インサイド・ジョブ』のチャールズ・ファーガソン監督:金融業界が米国を“略奪国家”に変えた

2012/5/29(Tue)
記事番号: 
3

アカデミー賞受賞のドキュメンタリー映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』を2010年に監督した映画監督のチャールズ・ファーガソンは、新著Predator Nation: Corporate Criminals, Political Corruption, and the Hijacking of America(『略奪国家:企業犯罪、政治腐敗、米国の乗っ取り』)を発表しました。ファーガソンが、金融機関の最高幹部らがなぜ、大恐慌以来最悪の米国の経済危機に彼らが果たした役割で罪を問われていないのかについて検証します。さらに彼は、ラリー・サマーズ(元財務長官)、学界と金融業界の間の人材交換、金融業界の規制緩和に民主党が果たした重要な役割について論じます。ファーガソンによると「略奪エリート」は「経済政策と政治システムのかなりの部分、そして残念ながら経済学界の大部分を牛耳って」います。

共有します