バチカンが米国の尼僧たちを叱責 「急進的フェミニズム」の説教や社会正義を立ち過ぎと

ローマ教皇庁が米国最大のカトリック尼僧グループを叱責しました。社会正義の問題にばかり気を取られて、妊娠中絶や同性婚といった「極めて重要な問題」がおろそかになっているというのです。先週(4月第3週に)発表された報告によると、カトリック教会の指導者層は、尼僧たちが「急進的フェミニズム」を推進し、同性愛のことや司祭は男性に限るという重要な教義に異議を唱えているとして非難しています。大司教1人と司教2人が─みな男性です─尼僧たちを監督する役目に指名されています。「私にはさっぱりわかりません。貧者とともに働くことはイエスが福音書の中で私たちにやりなさいと説いていることです。それが批判の原因らしいのですから。」とシスター・シモーヌ・キャンベルは言います。彼女は先週の報告書を厳しく批判しているカトリック教会の中の社会正義グループNETWORKの代表です。報告書による叱責は、2012年米大統領選挙でいわゆる「女性に対する戦争」が争点のひとつに浮上してきたことと連動しています。カトリックの尼僧の一部はオバマ政権の医療保険制度改革や医療保険に避妊措置を含むことの義務化を支持して司教たちと対立しています。キャンベルは、バチカンが彼女のグループを攻撃しているのは彼女たちが医療保険制度改革を支持しているからだと思うと言います。「あの人たちは私たちがただ奉仕するだけで、ものを考えたり、疑問を持ったり、批判したりしないでいるのが好きなんです」とキャンベルは言います。「それはこの政治的社会にあってとても難しいことです。私たちはこのことに向けて、公共の利益のために前進する道をさぐるために、微妙なところを明らかにする深い分析を行わなくてはならないのに」

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