バン・ジョーンズが語るトレイボン・マーティン事件、人種間暴力、オバマが2年間人種問題を無視した理由

2012/4/3(Tue)
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全米の数千人の人々がトレイボン・マーティン事件の正義を求める中、警察の横暴に反対する長年の活動家で、米国黒人社会の政治的発言力を強化することを目指す、ColorOfChange.orgの共同設立者であるバン・ジョーンズに話を聞きます。彼は、自分がフード付きパーカーを着ているときに感じる身の危険について、またオバマ大統領政権下における人種間関係の状況について話してくれます。「今回の事件のようなことは身につまされます。私はアフリカ系米国人の父親であり、まだ小さい2人の黒人の息子がいるからです」と、ジョーンズは言います。「この2人の息子たちをどうやって守っていけばいいのでしょう? 彼らを外へ出すときにタキシードを着せなきゃいけないとでもいうんでしょうか?」。ジョーンズは、2009年にハーバード大学教授のヘンリー・ルイス・“スキップ”・ゲーツ・ジュニアが不当逮捕された時のコメントでオバマ大統領が攻撃されて以来、黒人コミュニティから人種について道義を求める声が消えてしまったと言います。しかし、今回のトレイボン・マーティン事件により「大人の対話への道が開かれるよう願っています。オバマ大統領は大統領候補だったときに、そのような対話の先頭に立っており、我々は彼がそうし続けると思っていました。今こそ前に進んでほしいと思います」と、彼は言います。

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