ユタ州にある米国家安全保障局の最大で最も包括的な国内極秘スパイセンターの内幕

2012/3/21(Wed)
記事番号: 
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ワイヤード・マガジンが、最新の暴露記事で国家安全保障局(NSA)がユタ州ブラフデイルの田舎に秘密裏に建設中の米国最大のスパイセンターの詳細をスッパ抜いています。これは「ステラ・ウィンド(恒星風)」という暗号名を持つNSAの極秘監視プログラムの一環です。調査報道記者ジェイムズ・バムフォードによれば、NSA は全米各地に盗聴ポストを設け、国内外で発信される何億とも知れないEメールや電話会話の内容を収集しふるいにかけてきたと言うことです。このユタ州のスパイセンターは同局が集めたすべての種類の通信情報を保管できる、ほぼ底なしのデータベース容量を持ちます。その情報には私的なEメールや携帯電話の会話、グーグルの検索履歴や駐車券、旅行の日程、書店での購買記録やその他ポケットのゴミくずになるようなものなど、すべての種類の個人的な情報の足跡が蓄積されます。NSA長官のキース・アレクサンダー大将は昨日、米国市民の電話やEメールが盗聴されているということはないと否定しましたが、これに対しバムフォードは「NSAは今までも一貫してやっていることを否定してきましたが、実はやっていたということが、いつもバレてしまうのです」と言います。「何年か前にブッシュ大統領はカメラの前で合衆国が令状なしに誰かを盗聴することはないと明言しましたが、その後ニューヨークタイムズの記事で実は令状なしで盗聴を行っていたということが明らかになりましたよね。彼らの説明はいつも同じ、一貫した否定です」

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