アラブの春の抗議者らが説明責任と政権交代を求める中、米国がイエメン大統領の入国許可へ

2011/12/27(Tue)
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ニューヨーク・タイムズ紙は12月26日、苦境に立つアリ・アブドラ・サーレハ大統領が“正当な治療”を受けるために米国に入国することを許可することをオバマ政権が原則として決めたと報じました。この報道が事実であれば、ここ一年に起きた抗議者たちの死に対する責任について、サーレハへの裁きを要求した9人を政府軍が殺害してから数時間後に、米国はサレハの入国に合意したことになります。過去数ヶ月にわたって、数十万のイエメン国民が、汚職や抗議者らへ破壊的な弾圧など複数の罪でサレハを裁判にかけることを求め、国中でデモを行ってきました。サーレハは11月、彼自身と彼の家族の訴追免責と引き換えに退陣することに合意しました。「[米国は]、いろいろな可能性に賭けるため、ある方向にちょっと行ったり、また別の方向にちょっと行ったりしてきました。その結果、イエメンは国が分割され崩壊する危機に直面するという混乱状態に陥っています」と、フルブライト研究員としてイエメンに滞在していたグレゴリー・ジョンセンは言います。「もしイエメンという国が4つか5つの違うイエメンに分割されたら、米国と国際社会がアラビア半島の南端から受けるであろう安全保障上の脅威は、現時点まで受けてきたものよりもはるかに大きなものになるでしょう」。

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