「命を奪う独占」:企業による人の命の支配、医療倫理学者が語る

2011/10/31(Mon)
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占拠運動が提起した大きなテーマの1つは、大企業が私たちの暮らしのますます多くの側面で、その力をいっそう強めていることです。本日の番組では、企業による生命そのものの管理について取り上げます。ゲストには医療倫理学者のハリエット・ワシントンをお呼びしました。ワシントンは、彼女の言う「医療ー産業の複合体(medical-industrial complex)」が、どの程度人の命を管理しているかを調査した著作を出版したばかりです。過去30年で、4万を越える特許が遺伝子に関わる分野で与えられており、それ以上の数の特許が現在申請中です。著者は、バイオテクノロジー会社と製薬会社は、患者の健康や医療的な必要性よりも利益に関心を持って、遺伝子特許を取得していると述べます。彼女の新刊タイトルはDeadly Monopolies: The Shocking Corporate Takeover of Life Itself―And the Consequences for Your Health and Our Medical Future(『命を奪う独占:健康と医療の未来にもたらす影響』)です。

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