「四方八方から発砲してきた」イエメンでデモ参加者多数が死亡

2011/9/19(Mon)
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イエメンでは、政府によるデモ隊への暴力的な弾圧が激しさを増しており、この2日間は、数か月のあいだで最悪の流血の事態となっています。少なくとも21人のデモ参加者が19日、首都サヌアで死亡しました。18日には26人が射殺され、数百人が負傷しました。デモ隊は、退陣の約束を再三にわたって反故にしているアリ・アブドラ・サーレハ大統領の、33年に及ぶ政権を終わらせるように呼びかけています。前週、サーレハ大統領は、野党に権力の座を譲るための交渉を行う権限を副大統領に与えました。このイニシアチブは湾岸6か国で形成される湾岸協力会議により提案され、1978年からイエメンを統治してきたサーレハ大統領からの平和的な権力移行を切り開くものです。首都サヌアにいる政治アナリストで「民主主義覚醒運動(Democratic Awakening Movement)」の共同創立者であるアブドルガニ・イリヤニに、イエメンの最新情報を聞きました。

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