ミチオ・カク博士 自著『未来の物理学:2100年までに科学が日常生活をどう変えるか』

2011/4/13(Wed)
記事番号: 
2

日系アメリカ人の理論物理学者でベストセラーの著書もあるミチオ・カク博士が自身の最新刊 Physics of the Future: How Science Will Change Daily Life by 2100(『未来の物理学:2100年までに科学が日常生活をどう変えるか』)について語ってくれます。カクの描く未来では自動車はコンピューターで動き、老化現象は凍結され、インターネットはコンタクトレンズの中でサーフィンできるメディアになります。「誰かを見ているときに瞬きをするとしますね。するとコンタクトレンズの中でその人物の伝記が現れる。それで自分がいま話している相手がどんな人物かを知ることができるのです。ターミネーターという映画で、アーノルド・シュワルツェネッガーがある対象に焦点を合わせてその人物を特定すると、その人物のデータが現れるでしょ。そういうことができるようになるんです。それと、そのコンタクトレンズが相手の言っていることを翻訳してもくれます。話しているときに中国語やドイツ語を英語に直してくれる。つまり常に自分が話している相手がだれなのか、その相手が何を言っているのかがわかるというわけです」とカクは言います。

共有します