コートジボワール バグボ前大統領の拘束後も人権問題の懸念続く

2011/4/12(Tue)
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国際社会が承認しているコートジボワールの大統領アラサン・ワタラの支持勢力が独裁者ローラン・バグボ前大統領の身柄を拘束し、数百人が死亡した4ヶ月の武力衝突が終結しようとしています。バグボは、2010年11月の大統領選で国連がワタラの当選を認めて以来、辞任することを拒んでいました。政治的衝突は終わりましたが、コートジボワールは依然として深刻な混乱状態にあります。少なくとも1000人が死亡したと推測され、戦闘中には約100万人が家から避難しました。避難民の多くは食料や住む場所がほとんどない、切迫した状況の中で暮らしています。数千人のバグボ支持勢力は、依然として武装したまま路上にいます。人権団体ヒューマンライツ・ウォッチのアフリカ部上級研究員コリーヌ・ダフカと、フォーリン・ポリシー誌のエリザベス・ディキンソンに話を聞きます。ディキンソンは3月、国連財団の助成金で、約12万5000人のコートジボワール人が避難したリベリアを訪れました。彼女は、パット・ロバートソンや何人かの議会の福音派メンバーらを含む米国のキリスト教右派がバグボをいかに支援してきたかについても報告しています。

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