経済学者のジェフリー・サックス、米国予算案合意に「貧困層を痛めつけるな」と批判

2011/4/11(Mon)
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バラク・オバマ大統領と議会指導部は暫定予算の期限が切れる直前の8日、予算案の合意に達しました。今年3.7兆ドルを越えることが予想される連邦政府予算のうち、およそ380億ドルの削減が行われることになります。コロンビア大学地球研究所長のジェフリー・サックスに話を聞きました。「オバマ大統領を支持していた多くの国民は、見捨てられたと感じでいます。オバマは、富裕層減税だけを望む右派にゆだねてしまった。一方米国の世論は、すべての世論調査で、財政赤字をなくすためには、富裕層に増税し、軍事費を削減し、医療保険業界や保険業界の過剰な利益をカットすべきだ、貧困層を痛めつけるのではなく本当に効果のあることをやれ、と表明しています」。

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