ノーベル賞経済学者スティグリッツ 社会保障圧縮と米国を「1%の1%による1%のための」国にする金持優遇の減税を語る

2011/4/7(Thu)
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今週共和党は今後10年間にわたり政府の出費を5兆8000億ドル以上削減する2012年度予算案を明らかにしました。同案は、主要企業および高額所得者への課税を25%まで下げる一方で、低所得者と身障者を対象とする医療扶助制度メディケイドと高齢者向け医療保険制度メディケアに徹底的な変更を求めるものです。ノーベル賞を受賞した経済学者ジョセフ・スティグリッツに話を聞きましょう。スティグリッツはバニティフェア誌の最新号に寄せた記事「1%の1%による1%のために」で、米国でますます激しくなっている階級格差と不平等について論じています。スティグリッグはコロンビア大学教授で数多くの本を出しています。『フリーフォール: グローバル経済はどこまで落ちるのか』は彼の最近著です。「トップの人々がますます金持ちにあるだけではありません。この人たちが富を得てほかの人みなの富は減っている。現状の米国は昔のヨーロッパよりひどいものです」とスティグリッツは語りました。

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