軍事介入が事態を悪化させる恐れも: NYタイムズのシャディド記者 リビアと中東の反乱を語る

2011/4/6(Wed)
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リビアでは42年近くに及ぶカダフィ支配を終らせようと反対勢力が戦いを進める中、政府軍と反乱部隊は相譲らぬ膠着状態が続いています。ピュリッツァー受賞歴2度のNYタイムズ特派員アンソニー・シャディドに話をうかがいます。彼は政府と反乱勢力との衝突を取材していましたが、ほか3人の同僚とともにカダフィ軍に拘束されて暴力を受けました。解放されたのはいまから2週間前です。シャディドにリビア情勢と中東及び北アフリカの民衆反乱の台頭に関して話してもらいます。「事態がより危険かつ複雑になり暴力的になれば、なおさら介入の欲求は出てくるだろう。しかし私が思うに(多国籍軍による)その介入こそが、事態を一層悪化させることになるかもしれないのだ」とシャディドは言います。

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