国連の核の番人:世界的に高まる核への懸念に反し、原子力発電所を推進しつづけると発言

2011/4/5(Tue)
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日本の福島第一原発の災害は、国際社会の中で、原子力発電の将来についての議論を引き起こしました。世界では現在440の原子炉が運転中で、世界中の電気の約14%を生み出しています。また過去10年間、新たな原子力発電所の建設計画は特にインドと中国で急増していました。4月4日にウィーンで始まった、国連における核についてのご意見番である国際原子力機関(IAEA)が主催する原子力安全会議の第5回検討会合で、この問題に焦点が当てられました。東京の原子力資料情報室のフィリップ・ホワイトと、グリーンピース・インターナショナルの反核運動の責任者ジャン・バラネクに話を聞きます。バラネクは、IAEAは「原子力への大衆の信頼回復と、各国での民間原子炉発電の拡大への支援へ力をつぎ込むことで」真摯な検討を避けていると論じています。

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