前回選挙を牽引した市民運動派を切り捨て オバマは企業インサイダーを次期選対部長に任命

2011/4/1(Fri)
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共和党も民主党も2012年選挙に向けてすでに動き出しています。同選挙に使われる資金は史上最高になると見られています。オバマ大統領は4月14日に再選に向けた選挙運動を正式にスタートさせると見られています。彼が集める選挙献金は10億ドルに達する可能性があります。進歩派から批判されていることですが、オバマはホワイトハウスの首席補佐官代理だったジム・メッシーナを選挙対策本部長に任命しました。この人事で、メッシーナの経歴に厳しい目が注がれています。アメリカ企業界とのつながりや、医療制度改革で公的保険制度の排除に尽力したこと、ゲイの人権への支持の欠如などです。ジャーナリストで著書もあるアリ・バーマンに、ネイション誌に発表したメッシーナについての新たな紹介記事に関して話してもらいます。「メッシーナは反対など歯牙にもかけない強硬な姿勢で有名だ。問題は、彼と対立するのが民主党の活動家や市民運動のオルガナイザーだということだ」

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