ノーム・チョムスキー「私の覚えている限りこれは最も注目に値する蜂起だ」

2011/2/2(Wed)
記事番号: 
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ここ数週間でアラブ世界での民衆蜂起は、チュニジアの独裁者ザイン・アル=アービディーン・ベン=アリーを追放し、エジプトのホスニ・ムバラク政権の幕引きを迫り、ヨルダンに新政府を誕生させ、イエメンの長期独裁者に今期限りでの引退を誓約させました。マサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキー教授に、この事態が、中東の未来と米国のこの地域での外交政策にとってどんな意味を持つかを話してもらいます。1日のオバマ大統領のムバラクについての発言に関してチョムスキーは「オバマはなにも言わないように細心の注意を払っていた……米国の指導者が従来繰り返してきた対応だ。前にも言ったように、こういう時にはいつもの筋書きってものががあるんだ。つまり親米独裁者がトラブルに見舞われたときには彼を支えて、持ちこたえるよう努力をする。だがそれがある時点で不可能だと分かると寝返るってわけだ」

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