エル・チャポ逮捕でも汚職、米国の消費と麻薬戦争の失敗でカルテルはビジネスを維持

2016/1/12(Tue)
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メキシコ政府は、1月8日に国内で再逮捕された麻薬王ホアキン・“チャポ”・グスマンの米国引渡しへ向けて動いています。グスマンの組織は世界で最も強固な麻薬カルテルのひとつと言われています。しかし、彼の逮捕が、過去数十年にわたってメキシコで何万人もの死者を出した麻薬戦争にどれだけの影響を与えるのかは不明です。批評家たちは、グスマンの第一の市場である米国で実効性のある麻薬取締法が確立されていれば、彼のような麻薬王のビジネスは成り立っていなかったと言っています。メキシコシティから2人のゲストに話を聞きます。メキシコを拠点とする「国際政策センター米州プログラム」(Americas Program of the Center for International Policy)の代表ローラ・カールセンと新聞ラ・ホルナーダの創立者でメキシコで最も愛されている作家の一人であるエレナ・ポニアトウスカです。

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