ACLU、ケノーシャ市のトップ警官の人種差別&ジェイコブ・ブレイク抗議への残忍な対応で辞任を要求
2020/8/28(Fri)
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ウィスコンシン州のACLU(アメリカ自由人権協会)は、ジェイコブ・ブレイクに対する警官の発砲の事件を受けて、ケノーシャの法執行機関のトップに辞任を求めています。ブレイクは白人警官によって背中を7発撃たれ、腰から下が麻痺しました。この発砲事件で、ケノーシャをはじめ全米各地で大規模な抗議行動が起こり、ケノーシャ郡警察における人種差別と暴力に改めて注目が集まっています。そんな中でケノーシャ郡保安官デイビッド・ベスの唾棄すべき映像が浮上してきました。彼は2018年の記者会見の中で、万引きや盗難車の衝突事故で訴えられた黒人について 「コミュニティを埋め尽くすゴミのような人間は、社会の癌である」と表現しています。ウィスコンシン州のACLUの事務局長クリス・オットに話を聞きます。彼は、ベス市とケノーシャ市の警察署長を兼ねるダニエル・ミスキニスは更迭されるべきだと言います。「警官や法執行機関が、このように軍隊まがいの、強圧的なやり方で地域社会に入っていけば、緊張を煽り、事態を悪化させ、危険な新たな状況を作り出すだけです」。
