バッシャール・アル=アサド大統領と戦うシリアの反体制派に、オバマ政権が近々、「殺傷兵器」の提供を始めると報道されています。ある高官の話しでは、オバマ大統領は「直接的な軍事目的を持つ支援」に関する最終決定をここ数週間以内に下すことになるだろうとワシントンポスト紙は報道しています。シリアの反体制派はすでに西側の支援者に、対戦車兵器と地対空ミサイルの提供を要請しています。この動きは、イスラエルと米国の情報筋によるシリア政府が化学兵器使用したとする非難を受けて生じたもので、4月30日、オバマ大統領はシリアで化学兵器が使用されたとあれば「状況は一変する」と発言しました。オンライン・ニュースサイト、「グローバル・ポスト」(GlobalPost)のシリア担当の上級記者トレーシー・シェルトンに話を聞きます。シェルトンの最新記事は”Syria: The Horrific Chemical Weapons Attack that Probably Wasn’t a Chemical Weapons Attack”(「シリア: 恐怖の化学兵器攻撃が 実は化学兵器攻撃ではなかった可能性」)です。シェルトン記者は「シリア紛争の人道的悲劇について、無視したり忘れたりできない報道」を行ったとして、先月ジョージ・ポーク賞を受賞しました。