オバマ大統領の目玉政策である新医療保険制度の船出は問題だらけ。ついに議会で問題にされることになりました。オバマの選挙運動に革新的な技術の専門家として関わったクレイ・ジョンソンに話を聞きます。ジョンソンが設立した会社ブルー・ステート・デジタルは、オバマの2008年の選挙用のサイトを構築しました。24日に開かれた下院委員会で、議員達は問題だらけのサイトhealthcare.gov を構築した元請事業者のうちの2社、CFI フェデラルとクォリティ・ソフトウェア・システムズ社の幹部に、誤作動と欠陥が続出する件について質問しました。ジョンソンの話ではこの新サイトは、時代遅れの占有ソフトウェアで構築されています。「政府がこのようなシステムを構築する際には、オープンソースのソフトウェアをベースにして本当に社会全体が所有するものにすべきです。1996年に、議会は技術評価局(Technology Assessment Office)という名のテクノロジーシンクタンクを廃止したことで、自らの頭脳を破壊してしまいました。いまや議会は法案を作成していながら、その実施に必要な技術的な要件をまったく理解できないのです」とジョンソンは語ります。