デイリーニュース

  • 「環境を汚すものが話し続けるなら、われわれは去るだけ」:地球温暖化への無為に対し気候サミットを放棄する市民社会

    「私たちは国連を放棄するのではなく。国連気候変動枠組み条約締約会議(COP)を見捨てただけです。なぜならあまりにもひどい内容だからです」と、ポーランドのワルシャワで行われている国連気候変動サミットでの、会合からの一斉退席を支持した環境保護団体で働く若き気候運動家アンジャリ・アパデュライは言います。過去10日間、進捗がなかったことを理由に、数百人が交渉の席を離れました。グリーンピース、オックスファム、350.org、国際労働組合連盟(International Trade Union Confederation)、アクションエイド・インターナショナル(ActionAid International)、世界自然保護基金(WWF)、アース・イン・ブラケッツ(Earth in Brackets)、フレンズ・オブ・ジ・アース(FoE)などの団体がこの動きを支持しています。「われわれは、社会運動を気候変動についての話し合いの中心に戻したいともいます。社会の運動が底辺から火つけることによって、来年リマで行われるCOP 20はもっと実りのあるものにあるでしょう」とアパデュライは言います。2011年に彼女は、南アフリカのダーバンで行われた国連気候変動サミットで、青年代表団の代表としてスピーチを行いました。

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「われわれは消費を減らす必要がある」:気候危機を回避するための経済の 根本的な見直しを 科学者が呼びかけ

    地球温暖化の危機に対し、2人の気候科学者がある意味衝撃的な解決策を呼びかけています。その解決策とは、米国とその他先進工業国の経済体制の見直しです。影響力をもつ、英国のティンダル気候変動研究所(Tyndall Centre for Climate Change Research)のケビン・アンダーソンとアリス・ボウズ=ラーキンは、世界の指導者が提案する「暴走する地球温暖化」への解決策の多くは、この危機の規模に対して十分ではないと言います。2人は「米国、欧州連合とその他富裕国の、根本的かつ迅速でな反成長計画」を呼びかけてます。アンダーソンは、摂氏2度(カ氏3.6度)の気温上昇を回避するため、世界は「政治と経済の覇権に革命的変化」を必要としていると語ります。

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • グリーンピース:石油掘削反対で拘束された 「北極の30人」は70億人の地球市民のために立ち上がった

    2ヶ月以上拘束された後、「北極の30人」(Arctic 30)のメンバー更に5人がロシアで保釈になりました。28人の活動家と2人のジャーナリストが、ロシア初の海洋掘削基地に侵入を試みて拘束されました。この事件についてグリーンピースの事務局長クミ・ナイドゥに話をききます。彼らは依然、最大禁固7年の刑の可能性のある「フーリガン行為」で告発されているため、最終的にどうなるかはまだわからないとナイドゥ事務局長は言います。

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「自然と交渉はできない」:環境保護活動家 らワルシャワ国連気候変動サミットで退席行動

    11月21日、ポーランドのワルシャワで行われている国連気候変動サミット(COP19)で、地球温暖化に歯止めをかけるための法的拘束力を持った合意がなされないことに抗議して、数百名の環境保護活動家が議場から退席しました。そのわずか36時間前には、133の発展途上国の一団が重要な交渉会議を退場しています。その会議では、歴史的に見て温暖化ガスを最も多く排出してきた国々が、異常気象による被害に対して財政上どのような責任を負うべきかについての論議が交わされていました。グリーンピースの事務局長クミ・ナイドゥは次のように話します。「われわれの政治的リーダーたちに伝えたいのは、自然と交渉することはできないということです。科学的事実を変えることはでないのだから、私たちは政治的意思をこそ変えていかなくてはならないのです。」

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 温室ガス削減に失敗する世界  貧困国は気候変動への取り組みへの支援を得られるか

    バングラデシュ生まれで「国際環境開発研究所」の科学者、サリームル・ハクが、ワルシャワ地球温暖サミットの主要課題は何かを語ります。温室ガス排出削減に関する討議が2015年まで繰り延べになっているため、今年の会議では貧困国は地球温暖化によって既に引き起こされた「損失と被害」に対処する資金の要求に論議の的をしぼっています。この問題が行き詰まったため、20日には、133ヵ国の発展途上国と中国が議場から退席する事態になりました。「ワルシャワでおこりうる唯一現実的な決定は、『損失と被害』に対する新しいメカニズムを持てるか否かです。我々は、地球温暖化の緩和と適応に失敗し、その必然的な結果を負っているのです」とハクは語ります。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    6
  • 「北極の30人」のうち17人が保釈 グリーンピース代表は化石燃料企業のCEOこそ「本物のフーリガン」と批判

    ロシアの裁判所は、「北極の30人(Arctic 30)」のうち、さらに9人の保釈を許可しました。28人の活動家と2人のジャーナリストからなる「30人」は、北極でのロシアの石油掘削に反対してグリーンピースが行った抗議行動で、2ヶ月間拘留されてきました。グリーンピースインターナショナル事務局長のクミ・ナイドゥは「北極での石油掘削に平和的な抗議行動を行った30人の仲間がロシアの刑務所で最高7年間の服役に直面し、フーリガンとして非難されています。はっきり言います。本当のフーリガンは、余儀なくされている変化を受け入れようとしない化石燃料産業のCEOやリーダーたちです」。「北極の30人」は、「不良行為(hooliganism)」の刑で最長7年の刑を宣告されるおそれがあります。現時点では、17人に保釈が許可されました。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    5
  • フィリピンの気候交渉代表『誰が生き延び、誰が死ぬかについてを交渉している様な気がします』

    台風30号(HAIYAN)の後、フィリピンでは大量の死者を出した被災地で、生存者を探す救援活動が続いています。フィリピン気候交渉代表のメアリーアン・ルシル・セリングは、20日ワルシャワでの国連気候会議で、各国代表たちに向けて感動的な演説を行い、「この会議に参加するたびに、私は、これから誰が生き延び、誰が死ぬことになるか、交渉している気がします」と述べました。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「化石燃料にではなく、気候変動ストップに助成金を!」巨大汚染企業優先を活動家たちが非難

    国連気候会議サミットに出席した代表たちは、2020年までに年間一千億ドルの気候変動助成金を供給するという目標をいかにして達成するか、論議を展開しています。ところが、批評家たちによると、先進国は、発展途上国の地球温暖化適応への支援金の5倍以上もの金額を、化石燃料産業への助成金に使っています。ワルシャワで行われている気候会議の内部でこの問題を提起しているアクティビストに話を聞きます。「化石燃料助成金に押され続けの気候資金」("Fossil Fuel Subsidies Continue to Overshadow Climate Finance")という報告書を発表したばかりの、「オイルチェンジインターナショナル(Oil Change International)」の代表、スティーブン・クレッツマンもその一人です。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 国連 化石燃料企業を気候会議にスポンサーとして迎える一方 3人の青年活動家たちを閉め出し エイミーが詰問

    記者会見の席上でデモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは、世界保健機関(WHO)がタバコ規制の会議からタバコ企業のロビイストたちをを閉め出したことを例にあげ、国連事務総長の潘基文(バン・ギムン)に国連気候会議で化石燃料企業のロビー活動を禁止する意向はないのかと質問しました。バン事務総長は、「低炭素の未来への移行には、現在温室効果ガスを高度に排出している企業も含め、あらゆる領域の産業や団体が取り組む必要がある」と答えました。グッドマンは気候変動枠組条約事務局長のクリスティアナ・フィゲレスにも、企業ロビーストたちの影響力について抗議して入場バッジを剥奪された3人の若者活動家たちは今年の気候サミットへの再入場を許可されるのか、質問しました。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 気候会議で貧困国が抗議の退場 ベネズエラは先進国に行動を呼びかけ

    ポーランドのワルシャワで開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)で、先進国と第三世界とが対立する主要な討論のさなかに133カ国の開発途上国が退場しました。会議では、歴史的に最大規模の温室ガスを排出し続けてきた国々が異常気象をひきおこし、温室ガス排出量が少ない国にもたらした損害に対し、いかにして経済的責任を取るべきかが問われています。米国、オーストラリア、カナダなどの先進工業諸国は、「損失と被害」と呼ばれるこの問題を2015年にパリで開催される気候会議後まで先延ばしにしようとしています。「先進諸国は、温室ガス排出削減の努力を考慮に入れようとしないばかりか、自分たちの無策がほかの多くの人たちの生命に押しつける代価を支払う気はないと堂々と口にしている。実に無礼で、政治的な対処は困難です。」と退場したG77(77カ国)+中国グループの一員である、ベネズエラの気候変動交渉担当者クラウディア・サレルノは言います。「私たちは、先進諸国が自分たちの行動に責任が取る覚悟ができていない地点に向かっているのですが、今回、さらにひどいことに、彼らははっきり責任を取りたくないと言うのです。」サレルノは2009年にコペンハーゲンでの国連気候サミットで、発言を聞いてもらいたい一心で机を強く叩き出血したことで脚光を浴びました。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    1

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