デイリーニュース

  • 20年目のNAFTA: 雇用喪失、過去最大の所得格差、メキシコの大量移についてロリ・ウォラックが語る

    米国、メキシコ、カナダの3国間に結ばれた北米自由貿易協定(NAFTA)が1994年1月1日に施行されてから今週で20年になります。この大型貿易協定に署名して成立させたビル・クリントン大統領は、これによって賃金は上昇、雇用も増加、更には健康や環境への安全基準も改善するという素晴らしい約束を掲げていました。ところが実際は、企業が低賃金のメキシコ労働者を求めたため、米国の雇用は何百万も減少しました。一方メキシコではNAFTAにより貧困に拍車がかかり、何百万人ものメキシコ人が仕事を求めて米国に移住を強いられました。パブリック・シチズンのグローバル・トレード・ウォッチ責任者でNAFTA at 20(『20年目のNAFTA』)の著者ロリ・ウォラックに話を伺います。

    dailynews date: 
    2014/1/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • レイプ被害を届け出たテキサスの女子高校生 「公然わいせつ罪」で矯正施設に送られる

    本日最初のニュースはテキサス州の十代の少女、レイチェル・ブラッドショウ・ビーンの身に起きた衝撃的な出来事です。彼女は楽団の練習室でレイプ被害にあったことを学校に通報した後、公然わいせつ罪に問われ、その高校を退学させられました。彼女のレイプ犯は処罰として矯正施設へ送られました。そしてなんと彼女も同じ矯正施設に入れられたのです。犯罪を届け出たことによって、「まるで囚人のように扱われた」と彼女は証言しています。この事件は2010年に起こりましたが、ブラッドショウ・ビーンがレイプ被害とそれに続いて自分の身に起きたことを公然と話す決意をしたことで、今になってようやく全米の注目を浴びはじめました。2012年の夏、教育省公民権局は、学校側が教育上の性別による差別を禁止した連邦教育法第9編に違反したという判定を下しました。ブラッドショウ・ビーンとアメリカ自由人権協会女性の権利プロジェクトの上席弁護士サンドラ・パークに話を聞きます。「この国で起こっているレイプ事件についてわかっていることは、被害者の半分以上が18歳以下であるということです。つまり少女たちが襲われているのであり、その多くは学校内で起こっています」とパークは言います。

    dailynews date: 
    2014/1/3(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「階級差別に黙っている時代は終った」:ニューヨーク市青年桂冠詩人ラムヤ・ラマナ

    1月1日、ビル・デブラシオ新市長就任式では、ニューヨーク市の2014年青年桂冠詩人のラムヤ・ラマナが、新市長に捧げるニューヨーク・シティと題された詩を詠みました。ラマナは青年活動家で、セント・ジョンズ大学の1年生です。

    dailynews date: 
    2014/1/2(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 独占:末期癌のリン・スチュワート弁護士 恩赦を勝ち取り 喜びの帰宅

    公民権運動弁護士のリン・スチュワートが、連邦判事による情状酌量による釈放を命じられ、刑務所より自宅へと帰宅しました。74歳のスチュワートは末期の乳癌で死期が近づいています。支持者によって政治犯だとされるスチュワートは、依頼人だった「盲目のシーク」として知られるエジプトの聖職者オマール・アブデル=ラーマンの代理人として報道発表を配布した罪で言い渡された禁固10年の刑のうち、4年近くを務めました。スチュワートは1月1日、歓声を上げる支持者グループに迎えられニューヨーク市に到着しました。デモクラシー・ナウ! のエイミー・グッドマンとレネー・フェルツが飛行場で到着を現場取材し、スチュワートに受刑中の経験と、自由になった今、いかに政治犯のために戦い続けるか、そしていかに自分の命のために闘うのかを聞きました。

    dailynews date: 
    2014/1/2(Thu)
    記事番号: 
    5
  • レティシア・ジェームズ新市政監督官:ニューヨーク市の「金メッキで飾られた格差時代」に取り組むときが来た

    1月1日、ニューヨーク市の新市政監査官に、レティシア・ジェームズが就任しました。彼女の前任者は新市長のビル・デブラシオです。ジェームズは、アフリカ系アメリカ人女性としてはじめて、ニューヨーク市政府の職に選出されました。就任演説でジェームズ新市政監査官は、デブラシオの前任者、マイケル・ブルームバーグの元で広がった「金メッキで飾られた格差時代」を非難。ジェームズ新市政監査官の就任式では、先日ニューヨーク・タイムズ紙にも取り上げられた、11歳のホームレス少女ダサニ・コーツが聖書を掲げました。

    dailynews date: 
    2014/1/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ハリー・ベラフォンテ デブラシオ新市長に 貧困と路上尋問と「時代遅れの司法制度」改革を促す

    歌手、俳優で公民権運動家のハリー・ベラフォンテは、1月1日のビル・デブラシオ、ニューヨーク新市長就任式で開会演説を行いました。「路上尋問(Stop-and-Frisk)法改正は重要ですが、同法の改正は、ディケンズの小説に出てくるようなこの街の時代遅れの司法制度改革における氷山の一角でしかありません」とベラフォンテは語りました。「ビル・デブラシオには、長い間絶望に躍らされてきた多くの人々がアメリカン・ドリームは叶うと再び信るようにする、という非常に大きな仕事が託されています。希望に満ちた夢、チャンスと正義に満ちた夢のために。……ビル・デブラシオはニューヨーク市に、可能性の扉を開く機会をもたらすでしょう。私たちニューヨー市民は彼を失敗させるわけにはいかないのです。」

    dailynews date: 
    2014/1/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ビル・デブラシオ新市長: ニューヨーク市を「1%層の独占地域」にしてはならない

    1月1日、ニューヨーク市長に就任したビル・デブラシオは、米国最大の市の所得格差に取り組むという力強い宣言を行いました。デブラシオの宣誓就任は、2003年に行われた民主党予備選と進歩的政策を掲げて戦った総選挙での歴史的勝利の結果としてあります。就任演説でデブラシオは、彼の選挙公約であった、富裕層と貧困層の間に広がる格差、これを彼は「二都物語」と呼んでいますが、の是正に焦点を当てました。「将来、ニューヨーク市民はこの街を1%のための独占地域ではなく、普通の人々が暮らし、働き、子どもを育てられる場所と考えるようになるでしょう。後回しにはしません。すぐに取り組みます。」とデブラシオは語りました。

    dailynews date: 
    2014/1/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 2013年を振り返る: 2014年への希望をつなぐ気候、教育、結婚の平等の奮闘の1年

    2013年最終日に、経済的平等から性的少数者(LGBT)の権利、気候正義などの幅広い問題に現れた多くの希望の兆候のいくつかを振り返ります。2013年1年、たくさんの悪いニュースがあったにもかかわらず、普通の人々の中に、変化に向かっって動き出そうという公共的な自覚とやる気が見えた、希望のもてる場面も多くありました。イエス!誌の共同設立者で編集長のサラ・バン・ゲルダーから話を聞きます。彼女の最新記事は、"10 Hopeful Things That Happened in 2013 to Get You Inspired for What’s to Come"(「あなたに将来への期待を持たせる2013年に起こった10個の希望に満ちたこと」)です。

    dailynews date: 
    2013/12/31(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ウィキリークスのジュリアン・アサンジ:コンピュータハッカーたちにNSAの監視に対して団結することを呼び掛け

    ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは12月30日、ドイツ・ハンブルクでの「カオス・コミュニケーション会議」(Chaos Communication Congress)で演説し、集まった大勢のコンピュータ専門家たちに、インターネットの自由とプライバシーに対する政府による侵害に抵抗するよう力を合わせようと呼びかけました。アサンジの演説と、ウィキリクースのメンバーでロシアまでエドワード・スノーデンに同行したサラ・ハリソンの演説のハイライトを放送します。また、独立系ジャーナリストでセキュリティ専門家のジェイコブ・アッペルボームからも話を聞きます。彼は「携帯型連続波発生機」(portable continuous wave generator)として知られる国家安全保障局(NSA)によって使われたスパイツールを明らかにします。このリモートコントロール式の機器は、ある場所に仕掛けられた極小の電子部品と連動しており、キーボードやモニターからの目に見えないエネルギー波を反射し、コンピューターに何が打ち込まれたかを監視するものです。この機器は、標的になったコンピュータがインターネットにつながっていない状態でも作動します。

    dailynews date: 
    2013/12/31(Tue)
    記事番号: 
    2
  • エジプトがジャーナリストにとって最も危険な場所にランクインする中、ムスリム同砲団と反政府団体への高まる弾圧

    エジプトでは、ムスリム同砲団を含む政府批判の声に対する弾圧の大幅な強化が起こっています。エジプトの軍事政権は、12月第4週に自爆攻撃で14人が死亡したことを受け、ムスリム同砲団を「テロ組織」と指定しました。ムスリム同砲団はこの攻撃を非難し、団とは無関係の別のジハード(聖戦)団体が犯行声明を出したにもかかわらず、この発表が行われました。エジプト政府は、「テロ」のレッテルを利用して、数百人の同砲団メンバーを逮捕し、彼らの資産を差し押さえました。これは、大規模抗議行動を受けて7月にムハンマド・ムルシ大統領が失脚して以来始まった弾圧の最新のものです。反政府活動家とジャーナリストらに対する弾圧もまた強化されました。2011年の民衆蜂起の指導者的人物であるアラー・アブド・エルファタとアハメド・マーヘルの二人は、新しい抗議行動禁止法を批判したために逮捕されて以来、勾留されたままとなっています。エルファタは裁判を待っている状態で、マーヘルと他の二人には、3年の禁錮刑が科せられました。一方、ニュースネットワーク、アルジャジーラの4人のジャーナリスト、記者のピーター・グレステ、プロデューサーのモハメド・ファーミーとバヘール・モハメド、カメラマンのモハメド・ファウジーは、「虚偽のニュースを流し」、ムスリム同砲団と会合を持った容疑でカイロで逮捕されました。現在ファウジーだけが釈放されています。

    dailynews date: 
    2013/12/31(Tue)
    記事番号: 
    1

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