政府サイトのデータ消滅をインターネット・アーカイブが救う―Part 2
2025/2/28(Fri)
記事番号:
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【25/02/04/5】パート1の続きです。
第二次トランプ政権の発足以来、何千もの政府系サイトの情報ページが削除されている。公衆衛生、科学研究、LGBTQの権利などの分野です。公共の情報が大量に消されていく中、それと競争するように「インターネット・アーカイブ」が削除されたリソースのコピーを保存しようと奮闘しています。インターネット・アーカイブはサンフランシスコを拠点とする非営利団体で、永久に失われかねないウェブサイトをスナップショットの形で保存する人気ツール、Wayback Machine(ウエイバックマシン)を運営しています。2004年以降は、大統領が交代するたびに連邦政府のウェブサイトをアーカイブしてきました。新政権がオンライン・リソースの一部を見直すのは普通のことですが、トランプ政権が実行する破棄のスピードには多くのアーキビストが衝撃を受けています。「何千、何万というページが削除されています」と、Wayback Machineディレクターのマーク・グラハム(Mark Graham)は言います。合衆国憲法に関するページさえもホワイトハウスのウェブサイトから削除されたそうです。
