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2021年1月22日(金)

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  • ジョー・バイデン大統領は就任後の最初の執務日に、コロナウイルスの大流行に取り組むための198ページに及ぶ全国レベルの計画を発表しました。米国の死者数は41万人を超えています。新大統領は、新たな新型コロナウィルス検査全国委員会の設置、学校再開支援、海外渡航者に対する到着時の検疫隔離の義務付け、すべての形態の州間交通機関におけるマスク着用の義務付けなどを定める10の大統領令に署名しました。また、ウィルスと戦うには戦時体制が必要だとして、国防生産法を発動してCOVID-19感染検査とワクチンの生産を増やします。「連邦政府が復活したように感じます。このパンデミックにおける対応において連邦政府が建設的で有意義な役割を果たすことになるでしょう。これは決定的に重要です」と、ブラウン大学公衆衛生学部の学部長であるアシッシュ・ジハ医師は言います。「こういう科学的根拠に基づいた対応が、1年前に始まっていればどんなによかったでしょう」。ジハ医師はまた、コロナウイルス・ワクチンの2回目の接種を、供給量が増えるまで遅らせるという彼の提案について語り、また新たに出現しているコロナウイルスの変種が、既存のワクチンの有効性にどのような影響を与えるかについても論じます。

  • インディアンの土地にパンデミックが蔓延する中、先住民社会は自分たちの言語を話す高齢者たちを救う闘いに奔走しています。きわめて脆弱な医療体制と政府による支援の欠如、数世紀にわたる植民地支配の負の遺産が残るなかで、先住民系の人々が新型コロナ感染で死亡する確率は米国の白人全体の致死率に比べて2倍になっています。この危機に立ち向かうため、スタンディングロック・スー族はダコタ語とラコタ語を話す高齢者に対して優先的にワクチン接種を施しています。スタンディングロック・スー族の市民であり、かつてバラク・オバマ大統領のネイティブ・アメリカン問題特別補佐官を務めたジョディ・アーシャンボーは、「非常にリスクの高い高齢者がたくさんいると分かっているので、最初から大きな問題でした」と言います。スタンディングロック・スー族評議会のメンバーであるノーラ・テイクンアライブは、両親が2人ともコロナウィルス感染で最近亡くなりました。「両親はとても謙虚な人たちでした。ふたりの果たした役割は、私の兄弟姉妹や家族の生活において重要だっただけでなく、スタンディングロックの部族社会全体にとっても非常に大きなものでした」と彼女は語ります。 また、パインリッジ居留地のオグララ・スー族の元副首長で現在は首長を務めるアレックス・ホワイトプルームにも話を聞く。ホワイトプルームはラコタ語の通訳を務めています。

  • ジョー・バイデン大統領が執務初日にキーストーンXLパイプライン計画を撤回する大統領令を発動した後、先住民指導者や環境保護団体から新政権に対して、2016年に歴史的なスタンディング・ロック蜂起の火付け役となったダコタ・アクセス・パイプラインについても同様の措置をとるように求める圧力が高まっています。「パイプラインは違法です」と、スタンディングロック・スー族の市民で、かつてバラク・オバマ大統領のネイティブ・アメリカン問題特別補佐官を務めたジョディ・アーシャンボーは言います。「新大統領が取れる最善の措置は、この問題の控訴を取り下げ、今すぐ石油の輸送を止めることです」 。また、パインリッジ居留区の元副首長で現在は首長を務めるアレックス・ホワイトプルームにも話を聞きます。彼の今は亡き妻デブラ・ホワイトプルームはスタンディング・ロック蜂起の重要なオルガナイザーでした。

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