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2020年8月19日(水)

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  • オンラインによる民主党全国大会の第2夜、ジョー・バイデンが、11月の選挙でトランプ大統領に挑戦する候補者として正式に指名され、2020年大統領選挙の民主党候補者に決まりました。大会のハイライトをお届けします。当夜、民主党で今後のホープとして注目を集めている17人が演説しましたが、投票権活動家のステイシー・エイブラムスもそのひとりです。エイブラムスは、2018年のジョージア州知事選挙を闘いましたが、当選には至りませんでした。また、前大統領のビル・クリントンやジミー・カーターなど民主党の重鎮も演説しました。全国大会は2夜連続で、バイデンへの支持を明らかにしている共和党員や元共和党員の発言に脚光を当てました。ジョン・マケインの未亡人シンディ・マケイン、元国防長官で共和党上院議員のチャック・ヘーゲルさらにはコリン・パウエル元国務長官らです。パウエルは2003年、イラクが大量破壊兵器を所有していると国連に申し立て、米軍のイラク侵攻に手を貸しましたが、そのような兵器は存在していませんでした。全国大会の第2夜は、ジル・バイデンの基調講演で幕を閉じました。

  • オンラインによる全国党大会で、民主党は正式にジョー・バイデンを大統領候補者に選びました。バイデンを指名しようという呼びかけに加わった人々のなかには、活動家のアディ・バーカンがいます。アディは、末期ALS(筋萎縮性側索硬化症)のため、体が麻痺し、話すことができません。それでも、国民皆保険「メディケア・フォー・オール」を求める運動の先頭に立ち、「メディケア・フォー・オール」を支持しないバイデンに公然と挑戦してきました。コンピュータ支援装置を使い、バーカンは訴えます。「私たちは古今を通じてもっとも豊かな国に住んでいます。それなのにこの国は、もっとも基本的な人権を保障するに至っていません。米国に住むすべての人は、雇用されているか、また、支払い能力の如何を問わず、必要な医療を受けられるべきです」。

  • 11月の大統領選挙を前にして、民主党はジョー・バイデンを軸にまとまりつつあります。経済政策で民主党はなにをめざしているのか。バーニー・サンダースの選挙活動を支援し、その後、バイデン・サンダース統一タスクフォースに参加したエコノミストのダリック・ハミルトンに話を聞きます。バイデンの政策は、現在、必要とされる急進的政策ではないが、社会的な運動で、とハミルトンは言います。活動家による議員への圧力の必要についてフランクリン・D・ルーズベルトが語ったことばを借りて、「我々はバイデンに実行させる」と、ハミルトンは語ります。「しかし、なによりもまず必要なことは、ドナルド・トランプを大統領の座から去らせるこです」。

  • 民主党全国委員会は、化石燃料産業に対する減税と補助金の撤廃という公約を同党の選挙綱領から取り下げました。これに先立ち、民主党全国大会の広報担当は、この修正案は選挙綱領にそもそも「誤っ」て盛り込まれたと発表していました。しかし、民主党の大統領候補者ジョー・バイデンと副大統領候補のカマラ・ハリスの二人は、選挙遊説で、共にこの公約を支持していました。サンライズ運動(Sunrise Movement)の共同創設者で事務局長のバシーニ・プラカシュは、民主党がこの公約を退けたことに「失望している」としながら、社会的な運動が、圧力を民主党にかけ続ける限り、「11月の選挙で二人が勝利すれば、この政策は、バイデン政権にとっては優先課題になるだろう」と語ります。プラカシュは、グリーンニューディール(気候変動と経済的不平等の両方に対処することを目的として提唱された経済刺激策)に期待していること、カマラ・ハリスが副大統領候補になったことがいかに重要であるか、民主党全国大会には若者の発言が欠落しいることなどについても言及します。

  • 11月の選挙を前に、郵便サービスの削減に対して世論の批判が大きく高まっていますが、郵政公社のルイス・デジョイ長官は、米国郵政公社の改造を、大統領選挙が終わるまで停止すると発表しました。この選挙では、記録的な数の有権者が郵便で投票することが予想されています。11月の大統領選挙で、郵送による投票が困難になるようにするために、郵政公社が弱体化するように動いていることを、トランプ大統領は認めました。リサ・グレイブスがゲストです。リサは、政策研究団体「トゥルー・ノース・リサーチ」(True North Research)の事務局長で、米国の民主主義が危機に瀕していると警告し、こう述べています。ルイ・デジョイは「郵政公社のトップを務める人物としては、少なくとも100年に一人の、もっとも党派的な人物です。国民には、郵政公社が説明責任を果たせる組織にとどまっていることが必要なのです」。

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