デイリーニュース

  • 6 月 7 日開催の予備選を前に ニューメキシコの政治家達が討論:誰になぜ投票するか

    6 月に大統領選予備選が行われるニューメキシコ州に来ています。4 人のゲストによる 2016 年大統領選に関する討論を続けます。現在選挙戦に生き残っている 5 人の候補者の主要な見解はなにか、さらに 11 月の大統領選で無党派有権者がどんな役割を果たすことになるか、論じます。ゲストは、ニューメキシコ州議会の2人の上院議員ジェリー・オルティス・イ・ピーノ(民主党)とスー・ウィルソン・ベフォート(共和党)、前ニューメキシコ州副知事のダイアン・デニッシュ、そして前ニューメキシコ州知事で 2016 年大統領選でリバタリアン党候補のギャリー・ジョンソンです。

    dailynews date: 
    2016/4/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 元共和党員の前ニューメキシコ州知事が リバタリアン党に入党して大統領選に出馬したのは何故?

    ニューメキシコ州アルバカーキに来ています。同州の共和党知事を 2 期務めたギャリー・ジョンソンが、なぜ現在、リバタリアン党から大統領選に出馬しているのか、聞きます。今年の選挙で、全米 50 州でただ一人の第三政党候補者になる可能性もあります。ジョンソンは、 2012 年の大統領選でもリバタリアン党の指名候補でしたが、同年の大統領選討論会から排除されました。現在、大統領選討論会委員会に対して訴訟を起こしています。ジョンソンは自らの綱領を述べ、「他人に悪い影響を及ぼさない限り、人はそれぞれの人生でさまざまな選択肢をもてるべきだ」と語ります。また、中絶の権利を擁護し、多数の生命を奪い「予期せぬ結果」をもたらす軍事介入と無人機攻撃を批判します。

    dailynews date: 
    2016/4/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 煽情的なヘイト発言と移民攻撃で共和党の「指名確実候補」になったトランプ

    26日はドナルド・トランプとヒラリー・クリントンにとって、またもや至福の夜になりました。共和党大統領予備選ではトランプがペンシルバニア、メリーランド、コネチカット、ロードアイランド、デラウェアの 5 州全てで勝利しました。各州での得票率は、最低でも 54 パーセントに達し、代議員数の大半を獲得しました。ジョン・ケーシックが 4 州で 2 位につき、テッド・クルーズは残り 1 州で 2 位になりました。民主党予備選では、ヒラリー・クリントンがペンシルバニア、メリーランド、デラウェア、コネチカットでバーニー・サンダースに勝ち、サンダースはロードアイランドで勝利しました。本日はニューメキシコで 4 人のゲストが、「指名確実候補」と豪語するにいたっているトランプの勢いについて論じます。共和党員でニューメキシコ州議会上院議員のスー・ウィルソン・ベフォートは、どの大統領候補を支援するか表明していませんが、「メキシコから銃が流入している」と語り、「抜け穴だらけ」の国境に関するトランプの懸念に共感しています。前ニューメキシコ州副知事のダイアン・デニッシュは「そんなのは口からでまかせだ」と反論します。デニッシュは大統領候補としてクリントンを推しており、「ニューメキシコは、2年後の米国像。ニューメキシコ州ではマイノリティが過半数を占めています。

    dailynews date: 
    2016/4/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 世界最悪の核災害チェルノブイリから30年 米国の活動家たちが現在進行するリスクを警告

    ロスアラモス国立研究所の本拠地で、核時代の発祥の地であるニューメキシコ州から放送しています。第二次大戦で使用された原子爆弾はこの場所で設計・開発されました。現在もここは、米国が所有するすべての核兵器を設計する2つの研究施設のうちの1つです。本日4月26日は、今でも史上最悪の核災害といわれる、旧ソビエト連邦のウクライナで起こったチェルノブイリ原子力発電所事故から30周年に当たります。この事故で大量の放射性降下物がロシア、ベラルーシ、ヨーロッパの広範囲に降下しました。チェルノブイリ周辺に住む5万人の住民は退避させられ、この地方の広大な地域が居住不可能になりました。このチェルノブイリ原発事故と、日本で5年前の2011年3月に起こった福島第一原子力発電所事故が遺したものは、特にこの米国南西部と西部の住民にとっては他人事ではありません。もう1つの研究施設はカリフォルニア州のローレンス・リバモア国立研究所の中にあります。番組では最近、リバモア市の住民で、市民団体トライバレー・ケアーズ(Tri-Valley CAREs:放射能環境に反対するコミュニティ)の代表を務めるマリリア・ケリーにインタビューしました。

    dailynews date: 
    2016/4/26(Tue)
    記事番号: 
    3
  • NY州の刑務所で「殴り隊」に殺されたサミュエル・ハーレルの家族が正義を求めてハンガーストライキを実施

    サミュエル・ハーレルの死から1周年を記念する5日間のハンバーストライキを終わったばかりのハーレルの家族に話を聞きます。ハーレルは、ニューヨーク州ビーコンにあるフィッシュキル刑務所での収監中に、最大20人の看守から蹴られ、殴られ、階段から突き落とされて死亡しました。検視報告は、アフリカ系米国人のハーレルの死は「看守たちとの肉体的けんか」が原因の殺人と判断しました。この看守たちの一部は、刑務所の中で「殴り隊」(Beat Up Squad)として知られていました。フィッシュキル刑務所長のウィリアム・J・コノリーは、この事件の数週間後に突然辞任し、ダッチェス郡の地区検察検察局と連邦地区検察局は、この事件に関する捜査を始めました。しかし、1年以上経っても、サミュエル・ハーレルの死では誰も起訴されておらず、暴行に関係した看守たちは今も同刑務所で働いています。ハーレルの父親サミュエル・ハーレル・シニアと妹のセリッサに、彼らが看守たちに「他の市民が課せられるのと同じ責任」を求める理由について聞きます。また、刑務所でのボディカメラの使用、誤解の軽減と精神疾患患者への対応について看守へのもっとましな訓練、これらを彼らがどのように要請していくのかについて話を聞きましょう。

    dailynews date: 
    2016/4/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 正義ではなく、十分でもない:タミル・ライスの家族が12歳の少年の警察による殺害で600万ドルの和解金

    丸腰のアフリカ系米国人が警察によって殺される事件が相次いでいることは周知の事実ですが、その被害者のなかで最年少のタミル・ライスの家族が起こしている訴訟を和解にするため、クリーブランド当局は600万ドルを支払うことに合意しました。ライスの家族の弁護団の1人ゾエ・サルツマンと、クリーブランドの「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)のまとめ役ライアン・ブラウンに話を聞きます。この和解の条件として、クリーブランド市は事件に犯罪が絡んでいなかったことを認め、対してライスの家族は2人の警官への訴状を取り下げると報じられています。そのうちの1人が、2014年にクリーブランドの公園で、おもちゃのペレット銃で遊んでいた12歳のライスに発砲した警官です。911への通報者は、ライスが武器を持っているのを見たものの、それは「おそらく、おもちゃ」と述べていました。この情報は、対応した警官たちには伝わっておらず、彼らは現場に到着後2秒以内にライスに発砲しました。大陪審は、2人の警官のどちらも訴追できませんでした。ブラウンは、この事件の検察官は最近の予備選で落選し、検察を離れることになったことに言及し、「黒人の命も大切」活動家たちは今度は、2人の警官たちの解雇を求めることを目指すことになると話します。

    dailynews date: 
    2016/4/26(Tue)
    記事番号: 
    1
  • セイモア・ハーシュ:ビンラディン殺害についての米国の公式見解を否定 「ビンラディン隠匿を資金支援したのはサウジ」

    ウサマ・ビンラディン殺害をもたらした急襲作戦から5月で満5年となります。新著The Killing of Osama bin Laden(『ウサマ・ビンラディン殺害』)について伝説的な調査ジャーナリストのセイモア・ハーシュに話を聞きます。ハーシュは同書で、ビンラディンがいかに発見され殺害されたかに関する米国の公式見解は疑わしく、ビンラディンは2006年にパキスタンによって拘束され、サウジアラビアの援助の下で囚人となっていたのだと議論します。ハーシュはさらに、米国がアボタバードのビンラディンの邸宅を急襲し、パキスタンは知らなかったことにするという密約を米国とパキスタンが結んでいた可能性も示唆しています。

    dailynews date: 
    2016/4/25(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 2013年のシリアのサリン攻撃 オバマ政権はトルコとサウジアラビアの関与を無視しているのか

    ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのセイモア・ハーシュは、2013年8月にダマスカス郊外のグータで起こり、シリアの民間人数百人が殺された化学兵器による凄惨な攻撃について、これを行ったのがバッシャール・アサド政権であるというオバマ政権の主張を退けます。「犯罪が起こったことは事実です」とハーシュは語ります。「サリンは確かに使われました。(中略)しかし私たちはシリア政権だけを悪者と決めつけました。しかし米国政府の内部には、過激派組織がサリンガスの製造に必要な化学物質をトルコとサウジから入手していることを記した高官向けのCIA報告書が存在していたのです」。ハーシュは新著で、シリア内戦で戦闘を繰り広げる軍事組織のヌスラ戦線が「サリン製造の原理を習得し、これを大量製造する能力を備えていた」と記しています。

    dailynews date: 
    2016/4/25(Mon)
    記事番号: 
    3
  • セイモア・ハーシュ 大統領候補の外交政策を評価「驚嘆すべきことが起こりつつある」

    伝説的調査ジャーナリスト、セイモア・ハーシュが、2016年大統領選候補の外交政策について論じます。「誰に投票するかといったことは、政治的リーダーではない私が言うことではありません」とハーシュは語ります。「しかし何かしら驚嘆すべきことがこの国で起こりつつあるということは言えるでしょう。今回初めて、サンダースを支持する多くの人にとって、クリントンの支持に回ることは耐え難いことになるだろうと私は強く感じています。(中略)アメリカ中の若者たちが一丸となり、人種やそのほかの違いを超え、現在のシステムにはもううんざりだと訴えているのです」

    dailynews date: 
    2016/4/25(Mon)
    記事番号: 
    2
  • セイモア・ハーシュ オバマのシリアへの特殊作戦軍増員の決定に「ぞっとする」

    オバマ大統領はこのほど、特殊作戦軍の兵士250人のシリアへの増員計画を宣言しました。同国に駐留する米軍の規模はこれで2倍近くとなります。オバマ政権はこの数日前には、自称「イスラム国」との戦闘を支援するため、イラクに217人の兵士を増員することを明らかにしたばかりでした。イラクとシリアでの存在を米国が拡大しつつある中、新著The Killing of Osama bin Laden(『ウサマ・ビンラディン殺害』)を出版したばかりの伝説的調査ジャーナリスト、セイモア・ハーシュに話を聞きます。ハーシュは同書の序文にこう記しています。「9・11の攻撃から15年が経った現在、オバマが外交政策で、前大統領の始めた対テロ世界戦争の核心的な要素の多くを引き継いでいることは明らかとなった。暗殺や無人機による攻撃、特殊部隊への過度の依存、秘密作戦などのほか、アフガニスタンでは米軍の地上部隊を戦闘に使うことも続けられている。そしてブッシュやチェイニーの時代と同じく、テロとの戦いでは、勝利はおろか、いかなる前進さえ実現されていない」

    dailynews date: 
    2016/4/25(Mon)
    記事番号: 
    1

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