デイリーニュース

  • スタンディング・ロック・スーの族長:連邦司法省はダコタ・アクセス・パイプライン反対派に対する武力行使を捜査すべき

    「やはり、ノースダコタ州は何かを企んでいたんです」と、スタンディング・ロック・スー族の族長デイブ・アーシャンボウ2世は軍装備した警官によって行われた27日の反対派キャンプ地襲撃について話します。「彼らはキャンプ地の近くに緊急医療テントを設営しました。それを見て、これは手に負えなくなりそうだと予感していました」。そこでアーシャンボウは連邦司法省に介入を要請し、州政府に襲撃を思いとどまるよう求めて欲しいと伝えていました。襲撃が実行された今は、ダコタ・アクセス・パイプライン反対派に対する武力行使について捜査を開始するよう司法省に要請しています。

    dailynews date: 
    2016/10/28(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 先住民の若者がヒラリー・クリントン選対事務所を占拠 ダコタ・アクセス・パイプラインへの立場表明を要求

    ノースダコタ州のキャンプ地が警察に襲撃される数分前、ここニューヨーク市のアメリカ先住民の若者たちが民主党大統領候補ヒラリー・クリントンの選挙対策事務所に詰めかけ、ダコタ・アクセス・パイプラインに反対を表明するよう要求しました。民主党予備選でクリントンのライバルだったバーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員はパイプラインに反対の意を表明しています。しかし、クリントンは今のところ立場表明を拒否しています。「我々の歌と祈りで(クリントン候補に)この国の先住民の若者はパイプラインを必要としていないと伝えたい」と、本日のゲストのダニエル・グラスロープは話します。彼はサウスダコタ州ローワー・ブリュレのスー族で、クリントン事務所の入口にティピー(先住民テント)を張ったグループに参加しました。

    dailynews date: 
    2016/10/28(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「この国の恥ずべき瞬間」 ダコタ・アクセス・パイプライン反対派キャンプ襲撃を振り返る

    ノースダコタ州スタンディング・ロックから、最新情報をお伝えします。ここでは27日(木)に、軍隊装備の警察官百人以上が、工費38億ドルのダコタ・アクセス・パイプラインが通過する予定地にアメリカ先住民の「水の保護者」たちが設置した反対派キャンプを襲撃しました。暴動鎮圧用の装備を着け自動小銃を持った100人以上の警官が、幹線道路を横切って整列しました。その脇には複数のMRAP車(イラク戦争で使われた耐地雷/伏撃防護装甲車)、LRAD(長距離音響装置)音響兵器、州兵が運転するハンヴィー(米軍の高機動多用途装輪車両)、そして武装した警察車両とブルドーザーが並びました。「水の保護者」によると、警官は先住民に対し催涙ガス、メース(催涙スプレー)、トウガラシスプレー、スタン(特殊閃光)手りゅう弾、ビーンバッグ弾(殺傷能力の低い弾薬)を使用し、彼らの馬に対してはゴム弾を発射しました。オーナー・ジ・アース(Honor the Earth)の全国運動責任者タラ・ホウスカは、「ノースダコタ州の先住民との関係について多くを学びました。私が立っていた隣にいた10代の若者グループはみな催涙スプレーを顔に吹き付けられ、私自身もビーンズバッグ弾で顔を撃たれかけました」と話ます。

    dailynews date: 
    2016/10/28(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 電子フロンティア財団(EFF):警察はAT&Tに何百万ドルも払って私たちのメールやチャットをチェック

    AT&Tがどのように米国の国民を監視して、「プロジェクト・へミスフィア」(Project Hemisphere)と呼ばれる秘密計画で利益を得てきたかについて、新たな詳細が判明しました。デイリー・ビースト紙によれば、AT&Tは個人の電話記録を保管し、その情報を捜査当局に売却していました。捜査の目的は、麻薬戦争からメディケイド(低所得者用医療扶助)詐欺の摘発まで、ありとあらゆるものが含まれます。 AT&Tはすべての電話、テキストメッセージ、スカイプのチャット、その他の通信サービスで同社の通信インフラを通過するものはすべて記録を保存していたと報じられています。記録されたデータの中には1987年まで遡るものもありました。この通信記録を利用するために、保安官や警察署がそれぞれ年間100万ドル以上を支払っています。捜査令状は不要で、AT&Tは、政府機関が情報源を明かさないことを要求しています。電子フロンティア財団(EFF)の上級弁護士アダム・シュワルツに話を聞きます。彼の最新記事は"AT&T requires police to hide Hemisphere phone spying”(AT&Tは「へミスフィア」計画の電話監視を隠ぺいするよう警察に要求)です。

    dailynews date: 
    2016/10/28(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 司法省やFCCはAT&Tの合併が世界最大のメディア・コングロマリットを生むのを阻むだろうか?

    米国通信業界最大手AT&Tは、総合メディア企業タイム・ワーナーを850億ドルで買収することに合意しました。この大型合併が反トラスト法(独占禁止法)にもとづく連邦規制当局に承認されれば、映画・テレビ制作会社ワーナー・ブラザーズに加え、CNN、TNT、HBOのようなケーブル放送局がAT&T傘下に入ることになります。評論家は、これが実現すれば競争の幅がさらに狭まり、利用料金はさらに高くなると警告しています。また合併すれば、AT&Tがタイム・ワーナー傘下の企業が制作したビデオを優遇してストリーミングすることも可能になりますが、それはネットの中立性の原則に違反します。一方、AT&Tは、時間のかかりそうな反トラスト規制の審査に備えて準備をしています。この買収を実行するには、連邦司法省の認可が必要であり、場合によっては連邦通信委員会(FCC)の承認も必要です。「もし、あなたがタイム・ワーナーの株主や、ウォール街の銀行家でないのなら、この取引であなたが得るものはほとんどありません」と「フリープレス」代表でCEOのクレッグ・アーロンは言います。メディア批評団体フリープレスは、この十億ドル規模の大型合併に反対を表明しています。

    dailynews date: 
    2016/10/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • シェーン・バウアー記者 米国の国境警備隊とも協力する「メキシコ人狩り」の武装民兵組織に潜入

    マザー・ジョーンズ誌のシニア記者シェーン・バウアーに右翼民兵組織への潜入取材で明らかになったことについて話してもらいます。バウアー記者は、フェイスブックを経由して、「III%愛国者同盟(III% United Patriots )」と名付けられた民兵組織の一員になりました。この組織は米国の十数州以上で活動しています。その後彼はメキシコ国境に向かい、不法入国する移民を捕獲する市民自警団の作戦に参加しました。隠しカメラを身につけ、この自警団が米国警備隊と協力する様子も撮影しました。「現在、全米で270の民兵組織が存在します」とバウアー記者は語ります。「多くの州法では、民兵または自警団の訓練は禁止されています。しかしこの手の法律が執行された例は1件もありません」

    dailynews date: 
    2016/10/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • バッサーム・ハダッド: われわれにはシリアでの殺戮停止を求める義務がある そして決着のつけ方も重要だ

    米国は、ロシアがシリアの民間人を空爆していると非難しています。本日はジョージ・メイソン大学中東およびイスラム学の学部長バッサーム・ハダッドに話を聞きます。ハダットはThe Debate over Syria Has Reached a Dead End(「シリアを巡る議論は 行き詰りに陥った」)と題された記事中で、「(シリアでの紛争について)最近は両立しない2つの説明をする傾向がある。一つは『純粋で一貫した革命』、もう一つは『外部による陰謀』というものだ。どちらにも一片の真実はあるが、両者とも過激主義者の主張や基本的な盲点が邪魔になり、長期的な停戦合意や将来の政権移行、そして戦後の和解に必要な利害の一致を放棄している」と主張しています。ハダッドは、ASIが発行するオンライン誌「ジャダリヤ(弁証)」(Jadaliyya)の共同発起人で「アラブ学研究所」(Arab Studies Institute/ASI)理事も務めます。

    dailynews date: 
    2016/10/27(Thu)
    記事番号: 
    0
  • 「彼らに栄誉を」 ブラックパンサー元党員 いまなお獄中にいる仲間の解放を呼びかける

    ブラックパンサー党の元メンバーの中には、40年以上にわたって獄中にあり、健康状態の悪化に苦しむ人びともいます。いくつかのケースでは、刑罰を科されたのは何よりも黒人解放闘争にかかわっていたためだと裁判記録が示しています。多くの囚人は、ブラックパンサー党との関係を理由に、いまなお仮釈放委員会から仮釈放を却下され続けています。ブラックパンサー党の元メンバーで、政治犯として33年にわたって服役し、2014年11月に釈放されたセコウ・オディンガに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/10/26(Wed)
    記事番号: 
    4
  • エディ・コンウェイ:ブラックパンサー党への参加とCOINTELPROの謀略を語る

    本日は、長年にわたって収監されたブラックパンサー党の元メンバーを迎え、米国の政治囚をテーマとした歴史的な討論会をお送りします。エディ・コンウェイは殺人で有罪判決を受け、44年にわたって服役し、2014年に釈放されました。コンウェイは、ボルティモアの警察官ドナルド・セイガーを殺害したとして有罪判決を受けましたが、無罪を主張し続けました。コンウェイは、FBIの防諜プログラム「コインテルプロ(COINTELPRO)」の謀略にはめられたと語ります。

    dailynews date: 
    2016/10/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • セコウ・オディンガ:ブラックパンサー党への参加とCOINTELPRO アサタ・シャクールの脱走を語る

    本日は時間いっぱいを使って、米国における政治囚というブラックパンサー党が残した歴史に焦点を当てます。政治犯の収監で最も有名なのはおそらく、数々の受賞歴もあるジャーナリストでデモクラシー・ナウ!にもたびたび登場するムミア・アブ・ジャマルかもしれません。しかし収監されている政治犯はほかにも多数います。今年はすでに、二人の元ブラックパンサー党メンバーが獄死しています。ニューヨーク州のアブダル・マジド、ネブラスカ州のモンド・ウィ・ランガです。本日の歴史的な討論には、セコウ・オディンガも加わります。オディンガは、ニューヨーク市でのブラックパンサー党設立に貢献し、後に「黒人解放軍」(Black Liberation Army)に加わりました。1984年には、アサタ・シャクールの脱獄と警備会社ブリンクスの輸送車強盗事件にかかわったとして有罪判決を受け、州刑務所と連邦刑務所で33年服役した後、2014年11月に釈放されました。

    dailynews date: 
    2016/10/26(Wed)
    記事番号: 
    2

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