« 前  

2019年12月19日(木)

  次 »
  • 12月18日、米下院はドナルド・トランプ大統領を弾劾訴追する歴史的な決議案を可決しました。これでトランプは米国憲法に則り重罪と軽罪で正式に訴追された米国史上3番目の大統領となりました。下院は弾劾訴追決議案の第一項目であるトランプの「職権乱用」を230票対197票で可決し、弾劾捜査への協力を拒否したとする第二項目の「議会妨害」も可決しました。ナンシー・ペロシ下院議長は、共和党が過半数を占める上院で公正な裁判が行われることを民主党が確信するまで、この2つの弾劾訴追条項を上院に送るのを差し控えると発言しています。「現大統領の職権乱用の責任を問わなければ、我々は民主主義が死ぬのをただ見ているも同然なのです」と、ワシントン州選出の民主党下院議員プラミラ・ジャヤパルは語ります。「我々の監視の下でそのようなことは許しません」

  • トランプ大統領の弾劾裁判は共和党が過半数を占める上院で行われることになりますが、有罪となるには3分の2の圧倒的多数が必要となります。上院のミッチ・マコネル多数党院内総務は、自分は「公平な陪審員」とはならず、弾劾裁判を大統領法律顧問と緊密に連携して行うつもりだと発言、民主党はマコネルが「いかさま裁判」をする気だと非難しています。NPO 団体「市民のための言論の自由」(Free Speech for People)を通して、トランプ弾劾を推し進めてきたジョン・ボニファスに話を聞きます。ボニファスは、上院で有罪判決が出る可能性は低いものの、18日の弾劾訴追決議は「無法な現大統領」の責任を問うために重要だったと言います。「米上院に完全でフェアな裁判を要求する必要があると私も思います。ミッチ・マコネルが目指しているとみられるいかさま裁判を許すべきではありません」

  • 司法省のマイケル・ホロヴィッツ監察長官は12月18日、FBIはトランプ陣営の補佐官であったカーター・ペイジへの監視を、告発が信頼できない可能性があるとわかり次第、実際の停止より何か月も前に止めるべきだったと発言しました。この発言は上院国土安全保障政府問題委員会で証言されたもので、彼はFBIが偽情報を使いトランプ陣営の補佐官だったペイジへの盗聴承認を得たと証言し、司法省の諜報活動についてより広範囲にわたる懸念を表明しました。この証言の前日には、秘密裡に行われる外国諜報活動偵察法(FISA)裁判所が、FBIはペイジの盗聴承認を得るためにFISAを欺いたと非難、1月までに米市民に対する国内での監視承認申請の過程を改善するようFBIに命令を出しました。ホロヴィッツは、先週FBIの監視承認申請過程に多くの誤りや省略があったとする、最初の報告書を発表しています。米国自由人権協会(ACLU)の「国家安全保障プロジェクト」の弁護士アシュリー・ゴルスキに話を聞きます。

Syndicate content