米共和党が「オバマケア」として知られる患者保護並びに医療費負担適正化法を覆すための法案を復活させようとする中、医療保険から教育、住宅政策に至るまで、米国連邦政府の役割改革を目指す米国の極右勢力について見ていきます。本日は、デューク大学の歴史学者で新著Democracy in Chains: The Deep History of the Radical Right’s Stealth Plan for America(『鎖に縛られる民主主義――極右翼の密かな米国改革計画の奥深い歴史』)の著者ナンシー・マクレーン教授に話を聞きます。マクレーンは、本著で労働組合の衰退、投票者抑圧、学校の民営化を推し進める右派勢力の運動に、ノーベル賞受賞のリバタリアン経済学者ジェームズ・ブキャナンが果たした役割について明らかにしています。