デイリーニュース

  • 歴史学者:共和党が進めるオバマケア代替案の裏には 極右主義者の密かな米国改革計画

    米共和党が「オバマケア」として知られる患者保護並びに医療費負担適正化法を覆すための法案を復活させようとする中、医療保険から教育、住宅政策に至るまで、米国連邦政府の役割改革を目指す米国の極右勢力について見ていきます。本日は、デューク大学の歴史学者で新著Democracy in Chains: The Deep History of the Radical Right’s Stealth Plan for America(『鎖に縛られる民主主義――極右翼の密かな米国改革計画の奥深い歴史』)の著者ナンシー・マクレーン教授に話を聞きます。マクレーンは、本著で労働組合の衰退、投票者抑圧、学校の民営化を推し進める右派勢力の運動に、ノーベル賞受賞のリバタリアン経済学者ジェームズ・ブキャナンが果たした役割について明らかにしています。

    dailynews date: 
    2017/6/29(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ブラジルのミシェル・テメル大統領 収賄罪で起訴 ルセフ大統領の罷免を後押ししてから一年後

    ブラジルでは、ミシェル・テメル大統領が収賄罪で起訴されました。ジルマ・ルセフ大統領の大統領職罷免を支持してから1年後です。連邦検察当局は、テメル大統領が数百万ドルの賄賂を受け取っていたとし、ロドリゴ・ジャノ検察官は、テメル大統領が「ブラジル国民を騙した」と述べました。テメルは罪状を否認していますが、ブラジルで現職の大統領が犯罪で起訴されたのは、史上はじめてです。ジャーナリストであり、リオ・デ・ジャネイロ市議会で初のLGBTQ議員であるデビッド・ミランダに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/28(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「懲罰としてのレイプ」: ワシントンDCの警察官 トランプの大統領就任反対抗議行動での逮捕者にレイプ行為を行った嫌疑で告訴

    ショッキングな訴訟が起こされています。 ワシントンDCの警察が、ドナルド・トランプの大統領任就任に反対する抗議行動で逮捕された人々に対し、懲罰として性的虐待を行ったとし、告発されました。原告4人の申し立てによると、警官は逮捕者数人を裸にし、男性器をつかみ、指を肛門に挿入しました。その間、まわりの警官たちは笑っていました。アメリカ自由人権協会(ACLU)のコロンビア特別区上席弁護士でハーバード・ロー・スクール講師でもあるスコット・マイケルマン に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 『はじめから烙印を押されて』:イブラム・X・ケンディが語る米国における人種差別的考えの究極の歴史

    警察による殺害事件がニュース報道で続々と報じられています。本日の最初のゲストで歴史家のイブラム・X・ケンディが、近著Stamped from the Beginning: The Definitive History of Racist Ideas in America(『はじめから烙印を押されて:米国における人種差別的考えの究極の歴史』)について語ります。同書は、米国における人種差別的考えを起源までたどっています。ケンディは、過去の人種差別政策が現存する人種格差にどのような影響をおよぼしているかを検証しています。同書は、2016年の全米図書賞(National Book Award)を受賞しました。

    dailynews date: 
    2017/6/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「審判を受けているのは米国だ」: 黒人を殺害する警官を有罪にできない米国を歴史家イブラム・X・ケンディが問う

    警察による17歳のラクアン・マクドナルドの射殺を隠蔽したとして3人のシカゴの警官が起訴されました。警官の手による黒人3人—フィランド・カスティールとサム・デュボーズ、シルビル・スミス—の殺害事件を振り返ります。ここ数週間で、これらの事件に関与した2人の警官が無罪とされ、1人の裁判は評決不能に終わりました。本日の最初のゲスト、イブラム・X・ケンディはこう書いています。「審判を受けているのは警官たちだけではありません。米国が裁かれているのです。これらの死を正当化し、米国は正しいとするか。これらの死を正当化せず、米国は正しくないとするか、ふたつにひとつなのです」。歴史家のイブラム・X・ケンディに話を聞きます。近著Stamped from the Beginning: The Definitive History of Racist Ideas in America(『はじめから烙印を押されて:米国における人種差別的考えの究極の歴史』)は、2016年全米図書賞(National Book Award)を受賞しています。

    dailynews date: 
    2017/6/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ダリア・リスウィック 「ニール・ゴーサッチ判事はアントニン・スカリアより「さらに右寄り」であることを証明」

    米連邦最高裁判所の法廷記者ダリア・リスウィックが、最高裁の新体制と、アンソニー・ケネディー判事が辞任するという噂を検証します。ニール・ゴーサッチが4月、故アントニン・スカリアの後任として最高裁に入りました。これまでのところ、ゴーサッチはクラレンス・トーマスと足並みを揃えています。リスウィックによると、ゴーサッチはスカリアより「さらに右寄り」であることを証明しています。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 最高裁 9.11後のイスラム教徒の一斉逮捕でブッシュ政権の高官の責任否定

    米連邦最高裁判所は6月19日、9.11攻撃後におきた、イスラム教徒、アラブ系、南アジアの男性に対する人種に基づく類型付けと虐待において果たした役割をめぐって、ブッシュ政権の高官を起訴することができるという連邦控訴裁判所の判決を覆しました。「憲法上の権利センター」(Center For Constitutional Rights)代表のビンセント・ウォーレンに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 教会と州についての主要な判決で最高裁が宗教法人を支持

    米連邦最高裁判所は6月26日、ミズーリ州の教会付属学校の運動場に対する税金からの助成金付与を否定することはできないとの判決を下しました。ソニア・ソトマイヨール判事は、法廷で出された口頭による反対意見の中で「この訴訟は、宗教法人と民間政府の関係、つまり教会と州の関係に他なりません。今日最高裁が、憲法は政府が公的資金を教会に直接提供することを義務付けているという見解をはじめて示すことは、今後のこの両者の関係を根本的に変えてしまうでしょう」と述べました。「スレート・ドットコム」(Slate.com)編集主任のダリア・リスウィックに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は同サイトの法律関係の通信主任で、最高裁の法廷記者でもあります。彼女の最新記事は、Did the court just seriously wound the separation of church and state?(『最高裁は教会と州の分離を著しく傷付けたのか?』)です。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 合憲性の判決の前に最高裁がトランプの入国禁止令の施行を部分的に容認

    米連邦最高裁判所は、イスラム教徒が多数派を占める6ヵ国からの旅行者の入国を一時的に禁止するドナルド・トランプの大統領令を、その合憲性を最高裁が審理するまでの間、部分的に施行することを認めると発表しました。トランプの大統領令は、リビア、イラン、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンからの旅行者の90日間の入国禁止と、すべての難民の120日間の入国禁止を求めていました。最高裁は10月に、この訴訟の口頭弁論を行う予定です。3人の判事、クラレンス・トーマス、サミュエル・アリート、ニール・ゴーサッチは、トランプの入国禁止令の完全施行を支持する別の判決を出しました。「憲法上の権利センター」(Center For Constitutional Rights)代表のビンセント・ウォーレンと、「スレート・ドットコム」(Slate.com)編集主任のダリア・リスウィックに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は同サイトの法律関係の上級特派員で、最高裁の法廷記者でもあります。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 上院共和党の医療保険法案によって年間死者数は2万8600人増加し2200万人が無保険に

    上院共和党の医療保険法案が通れば、今後10年の間に米国で2200万人が医療保険を失うと見られています。これは、6月26日に発表された議会予算局の試算によるものです。この報告を受けて、メイン州選出共和党上院議員のスーザン・コリンズとケンタッキー州選出のランド・ポールは同じくネバダ州選出共和党上院議員のディーン・ヘラーと共に、6月最終週に行われる予定の、共和党が提案している医療保険法案を議題にあげることにすら反対票を投じると公約しました。共和党の指導層は、7月4日の休会に先立ち、早ければ6月27日中にも採決をおこなおうと強引にことを進めてきました。米国医師会は6月26日、上院の指導層に対し「医術はPrimum non nocere(まず第一に害をなさない)という教えの下で長い間行われてきた。今回の法案はこの規範を多くの点で侵害するものである」という書簡を記し、上院の法案に反対することを表明しました。ニューヨーク市立大学ハンター校の教授で、プライマリーケア専門医であるステフィー・ウルハンドラー博士に、さらに詳しく話を聞きます。彼女はハーバード大学メディカルスクールの講師で、「国民健康保険に賛成する医師たち」(Physicians for a National Health Program)の共同設立者です。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    1

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