デイリーニュース

  • ジェレミー・スケイヒル:ジーナ・ハスペルはCIA長官就任ではなく 拷問犯罪疑惑に答えるべき  

    トランプ大統領は、マイク・ポンペオ現CIA長官をレックス・ティラーソンの後任として国務長官に指名し、CIA新長官に現副長官のジーナ・ハスペルを指名しました。ハスペルはジョージ・W・ブッシュ大統領の下でCIAの拷問プログラムに直接関与していました。彼女は、2002年にタイでCIAの秘密収容所を管轄する責任者でしたが、そこでは1人の囚人が83回も水責めの拷問を受けたうえ、その他の方法でも拷問されました。しかし、彼女は情報機関関係者や上院の民主党議員などから幅広い支持を得ています。この件について、調査報道サイト『インターセプト』(The Intercept)の共同設立者であるジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「ハスペルは拷問のための拷問をおこなった」:トランプが新CIA長官に指名したジーナ・ハスペルについてCIAの内部告発者が語る

    元CIA職員で内部告発者のジョン・キリアコウは、CIAの新長官に指名されたジーナ・ハスペルを、CIA在職時、個人的に知っていました。しかし、二人のキャリアは過去10年間で非常に異なる道をたどりました。タイのCIA秘密収容所で拷問に直接関与したハスペル氏は、CIAを率いる長官に昇進し、この拷問プログラムを内部告発したキリアコウは、23ヶ月間も投獄されたのです。CIAでアナリストかつ作戦要員として14年間勤務したジョン・キリアコウに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領が新CIA長官にジーナ・ハスペルを指名 拷問関与疑惑でドイツで逮捕令状発付の可能性

    13日朝、トランプ大統領はツイッターを通してレックス・ティラーソン国務長官を解任しました。そのツイートの中で大統領は、コーク兄弟と盟友であるCIA長官、マイク・ポンペオを新しい国務長官に指名すると発表しました。トランプはまた、CIA副長官のジーナ・ハスペルをCIAの新長官に指名しました。ハスペルはジョージ・W・ブッシュ大統領の下でCIAの拷問プログラムに直接関与していました。彼女は、2002年にタイで秘密のCIAブラックサイトを運営する責任者でした。そこでは、1人の囚人が83回も水責めの拷問を受けたうえ、その他の方法でも拷問されました。マイク・ポンペオとジーナ・ハスペルはいずれも、上院による承認を受けなければなりませんが、共和党に造反者が出なければ、民主党の支持が皆無でも承認が得られます。2017年、欧州憲法人権センター(ECCHR)は、ドイツの検察庁に対し、拷問プログラムでハスペルが果たした役割に対して、彼女に対する逮捕令状を発付するよう要請しました。欧州憲法人権センターの創設者で事務局長のウルフガング・カレックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ルイジアナ州のバイユー・ブリッジ・パイプラインを批判する人々が同州と企業による抗議者たちへの監視を非難

    ルイジアナ州で新たに発見された文書は、バイユー・ブリッジ・パイプライン建設に反対する活動家たちを、州の諜報機関が定期的に偵察していたことを明らかにしています。このパイプラインは完成すれば1日に約50万バレルの石油をルイジアナ州の湿地帯を横切って運ぶことになります。この文書は、「ルイジアナ州安全保障緊急事態準備局(Governor’s Office of Homeland Security and Emergency Preparedness)が定期的に、同パイプラインのルートに沿って抗議キャンプをはる、先住民主が率いる水の保護者団体などのパイプライン抗議運動家たちに関する諜報メモを作成したことを示しています。新たに流出した別の文書は、ルイジアナ州当局者たちと同パイプラインを建設している企業エネルギー・トランスファー・パートナーズとの緊密な連携を示しています。こうした文書が発覚するわずか1週間前、バトンルージュの地方裁判所判事は、裁判を続行させる一方で、地域の繊細な生態系への「さらに取返しのつかない損害を避ける」ために、バイユー・ブリッジ・パイプライン建設に対する仮り差し止め命令を命じました。マウント・トライアムフ・バプティスト教会のハリー・ジョセフ牧師に、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • チャーター化、民営化、キリスト教化:デボスが支持する政策で「骨抜き」にされるミシガン州の公立校

    教育長官のベッツィ・デボスは、テレビ番組「60ミニッツ」の最近のインタビューのなかで、なぜ彼女の故郷ミシガン州の学校が彼女が最良だとする政策の下で低迷しているのかについて、しどろもどろの返答をして新たな批判にさらされています。デボスは、億万長者の共和党員活動家で、ブラックウォーター社の創業者エリック・プリンスの姉です。彼女はかつて、「ミシガン州の米国児童連盟」(American Federation for Children in Michigan」の議長を務め、学校選択制を推奨、同州の民間のチャータースクールの利用のを推し進めました。多くの教育者たちは、ミシガン州でのデボスの政策の結果は散々なものだったと述べています。デトロイト・フリー・プレス紙の記者アリー・グロスに、さらに詳しく話を聞きます。彼女はフリーランスの記者としてミシガン州の教育を取材し、デトロイトのチャータースクールで「ティーチ・フォー・アメリカ」(Teach For America)の教師を務めていました。

    dailynews date: 
    2018/3/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「前代未聞で衝撃的」武装したシークレットサービス捜査員たちを投票所に入れるべきではない

    複数の州の州務長官による超党派の団体は、武装したシークレットサービス捜査員たちを投票所に入れることを許可する提案を非難しています。連邦下院はすでにこの提案を承認、国土安全保障省に施行を再許可しました。19の州の州務長官は3月10日、この提案は「前代未聞で衝撃的」だとして、提案を取り下げるよう要求する手紙を上院の指導者たちに書きました。「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers'Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 元CIA長官が外国選挙介入を認めたなら ロシアの介入への非難は大げさでは?

    ジェームズ・ウールジー元CIA長官は最近になって、米国が海外の選挙に介入していることを認めました。FOXニュースのローラ・イングラハムとのインタビューの最中、ウールジーは笑いながらそれを認め、米国の干渉は「正当な理由があるときだけだ」と述べました。ロシア人13人が米国の選挙への干渉で起訴された直後の発言です。元ニューヨークタイムズ記者でOverthrow: America’s Century of Regime Change from Hawaii to Iraq(『政権転覆:米国の「体制転換」の一世紀 ハワイからイラクまで』)の著者、スティーブン・キンザーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 政権転覆:干渉と「レジーム・チェンジ」の米国百年史 イランからニカラグア、ハワイ、キューバまで

    ロバート・ミューラー特別検察官は、2016年大統領選挙へのロシアの介入についての調査を続けています。本日は、世界中の選挙に米国がどのように介入してきたかを振り返ってみましょう。ある計算では、1946年から2000年までに米国が介入した外国の選挙は80にのぼるとされています。米国が後ろ盾となったクーデターと侵略はこの数字に含まれていません。元ニューヨークタイムズ記者でOverthrow: America’s Century of Regime Change from Hawaii to Iraq(『政権転覆:米国の「体制転換」の一世紀 ハワイからイラクまで』)の著者、スティーブン・キンザーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 麻薬密売業者は死刑に:麻薬戦争を強化すると脅すトランプ フィリピンと中国の取り組みを賛美

    トランプ大統領はこれまで、フィリピンや中国、シンガポールなど薬物密売業者に死刑を適用している国を称え、米国でも違法薬物のディーラーに極刑を課すようにと呼びかけてきました。トランプは10日の演説で、中国とシンガポールの指導者との会話を紹介し、両国は密売者の処刑によって薬物問題を解決したと主張しました。トランプはまた、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は「薬物問題ですばらしい業績を上げた」として、ドゥテルテ大統領への賛美も繰り返しています。いっぽう国際刑事裁判所(ICC)は2月、「薬物との戦い」と称して最大8000人にのぼる殺害を率いたとして、「人道に対する罪」でドゥテルテ大統領に対する予備調査を開始しました。「薬物政策同盟」(Drug Policy Alliance)の政策部門代表を務めるウィドニー・ブラウンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 見過ごされた人々:ダイアン・アーバスやイダ・B・ウェルズのような女性がNYタイムズ紙の追悼記事に載らなかったわけ

    2月28日に世界中で国際女性デーが祝われる中、ニューヨーク・タイムズ紙は、これまで追悼記事が書かれなかった優れた女性の人生にスポットライトを当てる、新たなプロジェクトを始動しました。選ばれた女性たちは意外かもしれません。リンチに反対するジャーナリストの草分けイダ・B・ウェルズ、作家で詩人のシルビア・プラス、中国のジャンヌダルクとして知られる秋瑾(しゅうきん)、革新的な写真家のダイアン・アーバス、ブルックリン橋の技術者を手伝った女性エミリー・ウォーレン・ローブリング、『ジェーン・エア』の著者シャーロット・ブロンテ、医学的革命を導いた細胞を提供したヘンリエッタ・ラックス、世界初のコンピュータープログラマーとされているエイダ・ラブレスです。ニューヨーク・タイムズ紙はこのプロジェクトを「見過ごされた人々」と呼び、同紙の追悼記事の167年の歴史が男性ばかり──しかも白人の──に注目してきたことを埋め合わせる努力としています。「見過ごされた人々」のアイディアを思いついたニューヨーク・タイムズ紙追悼記事のデジタル版編集者エイミー・パドナニに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/9(Fri)
    記事番号: 
    4

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