デイリーニュース

  • フランシスコ教皇 カトリック聖職者による性的虐待事件について許しを求める一方で 「知っていたが行動しなかった」との公開書簡に直面

    フランシスコ教皇はローマ教皇として39年ぶりにアイルランドを訪れ、聖職者による児童虐待への対処を怠った教会当局の誤りを認めました。しかし26日にはバチカンの元高官が7000語に及ぶ文書を発表、教皇は衝撃的な告発に直面しています。バチカン元高官によると、フランシスコ教皇はセオドア・マカリック枢機卿による性的虐待疑惑が公になるずっと前からそれを知っており、同枢機卿への処罰を怠ったとして教皇の辞任を求めました。マカリックには、司祭になるために研修中の男性複数に性的関係を迫ったほか、十代の侍者(ミサで司祭に付き添う者)に対する虐待疑惑がかけられています。フランシスコ教皇はコメントを拒否しています。アイルランドの首都ダブリンから、子供時代にウィスコンシン州の司祭に性的暴行を受けたピーター・アイズリーに話を聞きます。アイズリーは「司祭による暴行の被害者ネットワーク」(Survivors Network of those Abused by Priests)の創設メンバーです。元司祭で、聖職者による性的虐待の被害者への公正と共感を長年にわたって支援してきたトーマス・ドイルにも話を聞きます。二人はいずれも、聖職者による虐待の撲滅を求める団体「Ending Clergy Abuse」のメンバーです。

    dailynews date: 
    2018/8/27(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 米民主党改革 サンダース支持者の大きな勝利 党全国委員会が特別代議員の権限の制限を可決

    米民主党は大規模な討論会を経て、2016年の大統領選後に進歩派が掲げてきた主要な要求の一つである、大統領候補指名での特別代議員の権限の大幅削減を可決しました。民主党全国委員会(DNC)の25日の投票は、バーニー・サンダース上院議員とヒラリー・クリントン前国務長官との間で争われた2016年の大統領候補選出で指摘された問題を受けたもので、選出方式の変更を求めるDNCメンバーらと、DNC元議長2人および黒人議員連盟のメンバーが対決する形となりました。「ルーツアクション」(RootsAction)全米コーディネーターのノーマン・ソロモンに最新の状況を聞きます。ソロモンは、2016年の民主党大会でバーニー・サンダースを支持する一般代議員を務め、同大会で党とは独立の団体「バーニー代議員ネットワーク」のコーディネーター役を務めました。

    dailynews date: 
    2018/8/27(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジョン・マケイン死去 メディアが語ろうとしない彼の女性蔑視と軍国主義

    8月25日に脳腫瘍のため81歳で死去したジョン・マケインの生涯と業績について3人のゲストと話し合います。マケインはベトナム戦争に従軍し戦争捕虜にもなった元軍人で、6期にわたって上院議員を務め、2回にわたって大統領候補になりました。一人目のゲストは調査報道サイト「インターセプト」のコラムニストで、同サイトのポッドキャスト「デコンストラクテッド」で司会を務めるメヒディ・ハサンです。ハサンはアルジャジーラ英語放送の番組「アップフロント」の司会者でもあります。マケインの死についてツイッターで発言しているほか、昨年には、“Despite What the Press Says, 'Maverick' McCain Has a Long and Distinguished Record of Horribleness”(「メディアが何を言おうと『マベリック(一匹狼)』マケインにはきわめてひどい長い過去がある」)と題した記事を書いています。コードピンク共同創立者メディア・ベンジャミンも議論に加わります。ベンジャミンはかつて、マケインに「low-life scum」(最低のクズ)とののしられたことがあります。「ルーツアクション」(RootsAction)全米コーディネーターのノーマン・ソロモンも番組に加わります。

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    2018/8/27(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 17歳の息子が母親の強制送還を土壇場で阻止 母親は息子の大学入学を見届けられることに

    強制送還に直面していたバングラデュ人の女性が、一般市民の激しい抗議のおかげで土壇場で執行停止を認められました。サルマ・シカンダルは、夫と米国籍の17歳の息子を置いてバングラデュ行きの便に乗る予定でしたが、わずか24時間弱前に執行停止されました。シカンダルは米国に20年近く住んでいます。しかし彼女は6月に移民税関捜査局(ICE)から、8月までに米国を出て行かなければならないと告げられました。するとシカンダルが属する社会集団が支援に立ち上がり、彼女が米国に滞在する許可を求めてコネチカット州ニューヘイブン市で抗議行動を行い、同州ハートフォード市のICE事務所の外でハンガーストライキを決行しました。サルマ・シカンダルと、彼女の息子で8月最終週からクイニピアック大学に入学するサミール・マフムドに話を聞きます。息子を大学に入学させることがシカンダルの長年の夢でした。

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    2018/8/24(Fri)
    記事番号: 
    4
  • トランプは法を超越するのか? ジェイムズ・ライゼンが語る大統領訴追と報道機関が反撃すべき理由

    トランプ大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエンの司法取引とトランプ陣営の元選挙対策本部長ポール・マナフォートの有罪評決を受けて、トランプの弾劾を求める声が広がっています。ニュースサイト『インターセプト』のジェイムズ・ライゼン記者に話を聞きます。彼は、議員たちはトランプを告発し、連邦裁判所に刑事訴追させるべきだと言います。

    dailynews date: 
    2018/8/24(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジェイムズ・ライゼン:リアリティ・ウィナーへの判決は近年で最悪の不当判決の1つ

    国家安全保障局(NSA)の内部告発者リアリティ・ウィナーに対し8月23日に連邦裁判所が下した判決は、政府の機密情報をメディアに漏えいした罪の量刑としては最長のものでした。彼女はトランプ政権の下でスパイ活動法に違反した罪で刑を言い渡された最初の人物です。ウィナーは2017年6月3日、ジョージア州オーガスタの自宅で連邦捜査局(FBI)の捜査官によって逮捕されました。その2日後、ニュースサイト『インターセプト』が暴露記事を掲載し、ロシア軍情報部が米国大統領選の数日前に少なくとも1社の米国投票ソフトウェア企業に対してサイバーアタックを行ったことを明らかにしました。この暴露記事のソースは2017年5月5日のNSAの機密報告書であり、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)が2016年の大統領選への干渉に関与していたとNSAが確信していたことを示すものです。『シャドウプルーフ・プレス』の編集局長ケビン・ゴストラと、『インターセプト』の国家安全保障問題上級特派員で元ニューヨークタイムズ紙記者ジェイムズ・ライゼンに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • NSA内部告発者リアリティ・ウィナーの母親:娘はトランプ政権によって「見せしめにされた」

    国家安全保障局(NSA)の内部告発者リアリティ・ウィナーは、5年3カ月の禁錮刑を言い渡されました。これは、政府の情報をメディアに漏えいした罪に対する連邦裁判所の量刑としては最長です。26歳のリアリティ・ウィナーは、トランプ大統領が就任して以来、スパイ活動法に基づき刑を言い渡された最初の人物です。8月23日の量刑宣告に先立ち、ウィナーは6月に最高機密文書を報道機関に渡した罪を認めていました。彼女は最長で10年の禁錮刑を科せられる可能性がありました。ウィナーの母親ビリー・ウィナー=デイビスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ホワイトハウスの白人至上主義:トランプ政権 再び極右勢力との関係に直面

    ドナルド・トランプの側近の何人かは、白人至上主義者と直接的なつながりがあります。トランプの主席経済顧問であるラリー・クドローは最近、自宅での誕生日パーティーに白人至上主義の出版者ピーター・ブリムローを招待したことを認めました。ブリムローは、反移民のウェブサイトVDARE.comを立ち上げた人物です。一方、トランプのスピーチライターであるダレン・ビーティーは、2016年の会議でブリムローを含む有名な白人至上主義者たちと共に演説したことが明らかになり8月17日に解雇されました。ビーティーは、南部貧困法律センターが「白人至上主義者、ペテン学者、人種差別主義学者たち」の集会と呼ぶ「H.Lメネケンクラブ会議」(H.L. Mencken Club conference)のパネリストでした。南部貧困法律センターの代表であるリチャード・コーエンに話を聞きます。

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    2018/8/23(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ノースカロライナ州の唯一の黒人女性歴史委員:南部連合の像は州議会議事堂にはふさわしくない

    ノースカロライナ州チャペルヒルにある同州の主要大学、ノースカロライナ大学で抗議者たちが南部連合軍兵士の像「サイレント・サム」(Silent Sam)を引き下ろしてからわずか2日後、州の歴史委員会は9対2で州議会議事堂の敷地内に南部連合軍の記念碑を置くことを可決しました。南部連合軍の3つの記念碑を州議会議事堂に置くことに反対票を投じたアフリカ系米国人女性に話を聞きます。彼女はさらに、こうした記念碑に歴史的な意味を加えることにも反対しました。ヴァレリー・ジョンソンは、ノースカロライナ歴史委員会の2人だけの黒人メンバーのうちの1人で、唯一の黒人女性です。ジョンソンはグリーンボロにあるベネット大学の女性学の教授で、アフリカ女性研究のディレクターであり、「ノースカロライナ・アフリカ系米国人遺産委員会」(the North Carolina African American Heritage Commission)の会長でもあります。

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    2018/8/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ドナルド・トランプの罪:アル・グリーン下院議員「大統領は辞任するか弾劾を受け入れるべき」

    トランプ大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエンが司法取引をして有罪答弁をしたこと、そしてトランプ陣営の元選挙対策本部長ポール・マナフォートが裁判で有罪評決を受けたことの影響が広がっています。トランプ大統領は次の標的になりうるのでしょうか?2017年にトランプに対する弾劾状原案を下院に提出した民主党下院議員のアル・グリーンと、「フリー・スピーチ・フォー・ピープル」(Free Speech for People)の法務部長であるロン・フェインに、弾劾の可能性について話を聞きます。フェインはThe Constitution Demands It: The Case for the Impeachment of Donald Trump(『憲法が要求する:ドナルド・トランプの弾劾』)という本の共著者です。

    dailynews date: 
    2018/8/23(Thu)
    記事番号: 
    1

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