デイリーニュース

  • 物語の捏造:イスラエル奇襲隊 死の襲撃後にジャーナリストたちからビデオと装備を奪う

    イスラエル軍はガザ支援船団を襲撃して乗船の活動家9人を殺害しました。その後、残る約700人の活動家とジャーナリストのほぼ全員を拘留してアシュドド港に移送し、そこで家族ともメディアとも弁護士ともほとんど接触をとらせないまま数日間にわたって拘束していました。イスラエル政府はその間、見つけられる限りの録音録画機材、通信機器を没収しました。その中にはこの襲撃のほとんどすべての証拠が記録されていました。イスラエル側はそれらの動画や画像、音声を彼らが世界に見せたいものに選り分け編集して発表したのです。オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙のためにこのガザ支援船団「フリーダム・フロッティラ」を取材していたベテラン記者2人に話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/6/9(Wed)
    記事番号: 
    4
  • イスラエル国会のパレスチナ人議員 ガザ支援船団襲撃を生き延びるも死の脅迫

    ハニン・ゾアビは9人が殺害されたガザ支援船団の旗艦であるマビ・マルマラ号に乗船していました。彼女は血を流して死んでゆく彼らを目撃していました。イスラエルに帰ってクネセト(国会)で演説した際、ゾアビは船団に参加していたことで数人の議員から暴言を浴びせられたのです。
    dailynews date: 
    2010/6/9(Wed)
    記事番号: 
    3
  • BPの内部調査 安全基準軽視が事故につながる危険性を長年にわたり警告

    調査報道機関のプロプブリカによると、BP社の過去十年以上にわたる一連の内部調査は、同社が安全基準や環境基準の規定を繰り返し無視していることを指摘、このまま改善されなければ重大な事故の危険性があると同社幹部たちに警告していたことがわかりました。調査報告書には、管理部局が老朽化した設備を放置していたり、従業員に問題を報告しないよう圧力をかけたり、製造コストを下げるために検査をはしょったり遅らせたりするなど、安全性を蔑ろにした具体例が示されていました。また2001年の内部報告書には、安全停止弁やガス・火災探知機など、非常時の運転停止に必要不可欠な重大な装置をBPが軽視していると記されていました。この種の装置が設置されていれば、メキシコ湾のディープウォーター・ホライゾン掘削設備の出火と爆発も未然に防げていたかもしれないといわれています。プロプブリカの調査記者アブラーム・ラストガーテンに話を聞きましょう。
    dailynews date: 
    2010/6/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 科学者の見解:BP社の原油流出は1日10万バレルの可能性

    8日、BP社及び米政府当局者は4日から始めた流出原油への「フタ作戦」でこれまでに51,000バレルを回収したと発表しました。BP社CEOのトニー・ヘイワードはこの新方式で破裂した油井から吹き出る原油の大部分がすぐにも回収できる希望が見えたと話します。しかし科学者のアイラ・ライファーは流出原油は日量で10万バレルにも及ぶかもしれないと言います。この数字はかつてBPが最悪のシナリオとしたものです。ライファーはカリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所の調査員で、米政府の流出率計測専門グループのメンバーです。
    dailynews date: 
    2010/6/9(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 平和活動家キャシー・ケリー、パキスタンでの米国の秘密戦争を語る

    宣戦布告されていない米国の戦争が拡大の一途をたどるパキスタンで、アフガニスタンに向けてNATO軍の軍事物資を運搬する輸送車隊が武装集団に襲撃され、トラック50台が放火され、死者7人、負傷者7人を出しました。 6月第1週には、CIAがおこなっているパキスタン内の軍事容疑者とされている人々への無人機爆撃を停止あるいは規模縮小するよう、国連高官からオバマ政権に公式要請がありました。アフガニスタンとパキスタンに対する米国の政策は現実にはどのようなものなのかについて、長年にわたる活動家のキャシー・ケリーにニューヨークで話を聞きます。 ケリーはパキスタンとアフガニスタンを訪問したばかりです。現地で出会った「貧困と戦争に疲れた人々」の話を聞きましょう。
    dailynews date: 
    2010/6/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • マビ・マルマラ号から秘密裏に持ち出されたビデオを独占初公開 ガザ支援船団へのイスラエルの死の襲撃を映し出す

    デモクラシー・ナウ!では、マビ・マルマラ号から持ち出された未公開・未編集ビデオを独占で特別紹介します。このビデオは10日に国連での記者会見で正式に公表されることになっています。 映像には、襲撃が始まる直前のマビ・マルマラ号内の動きと緊張感、そして襲撃の間の乗船客の反応が間近に映し出されています。 マビ・マルマラ号に乗り合わせていた少数の米国人の一人、 映像作家で活動家のイアラ・リーに話を聞きます。リーの機材は没収されましたが、リーは1時間分の映像を持ち出すのに成功しました。

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    dailynews date: 
    2010/6/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • メキシコ人ティーンエイジャー 米国国境警備官によりメキシコ領土内で射殺される

    米当局は15歳のセルジオ・エイドリアン・ヘルナンデス・グエレカは、国境検問所で2人の人物を拘束しようとしていた国境警備官に向かって投石した少年たちの一人であると言っています。 けれどもスペイン語放送局ウニヴィジオンが入手した、携帯電話で撮影されたビデオにはそれとは違う状況が写っていました。この画質の悪いビデオでは、国境警備官は銃口をつきつけて男性1人を拘束しています。 警備官はその男を地面に伏せさせながら、国境のメキシコ側にいる2番目の人物に銃を向けています。警備官が数発発射した際、その人物が逃げていく様子がビデオに写っています。それに続いて、ビデオには橋桁の横に倒れた人物が写っています。人権のための国境ネットワーク(Border Network for Human Rights)の代表、フェルナンド・ガルシアに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/6/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「ひっくり返せワールドカップ」 ラジ・パテルが語る南ア政府による世界的イベント前の貧民弾圧とバラック住人の運動

    2010年ワールドカップが南アフリカ共和国で始まりました。この試合の持つ最も見逃されている側面に、ラジ・パテルが目を向けます。南ア全土にまたがる数万人もの掘っ建て小屋居住者の闘争です。この1年以上、ダーバンやヨハネスブルグ、ケープタウンの貧民居住区のリーダーたちがギャングに家を追い出されたり逮捕されたり審理もなく拘束されたり襲撃されたりしてきました。ワールドカップの開催に伴い、アバフラリ・バセムジョンドロ(Abahlali baseMjondolo)という名で知られる掘っ建て小屋居住者の運動が、この苦境への関心を得ようと「ひっくり返せワールドカップ(Upside Down World Cup)」というキャンペーンが盛り上がっています。
    dailynews date: 
    2010/6/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 死者多数のマッセイ炭坑爆発事故 鉱山労組と遺族たちが連邦捜査の情報公開を求めて訴訟

    BPのディープウォーターホライゾン掘削施設爆発が起きたのは4月20日でした。その数週間前、ウエストバージニア州のマッセイ・エナジー社のアッパービッグブランチ炭坑で爆発があり29人の労働者が死亡しました。鉱山安全保健管理局がこの災害への捜査を始めていますが、公開捜査のBP原油流出事故と異なり、マッセイの一件はなにからなにまで完全に密室捜査となっています。米鉱山労組と今回の事故遺族たちがこのほど連邦裁判所に連邦捜査の公開を求めて提訴しました。ジャーナリストのジェフ・ビガーズに話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2010/6/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ローリング・ストーン誌記者が語る内幕 オバマ政権は世界最凶の石油会社の殺人をいかに放置してきたか

    オバマ政権のBP社原油流出災害への対処の仕方に関する詳細な新調査報道が明らかにしたのは、この危機を制御不能に陥れたのは政府の監督管理の誤りと遅滞と不在だったということでした。「流出、醜聞、そして大統領」と題した記事で、ローリング・ストーン誌のティム・ディキンソンは「この大惨事への道を開いたのはジョージ・W・ブッシュだったが、BP社の掘削にOKを出したのはオバマだった」と書いています。ディキンソンは、ブッシュが定めた石油業界寄りの環境保護指針がいかに現政権の内務長官ケン・サラザールによって維持され、結果的に最悪の安全管理記録を持つ石油会社BPが殺人罪を免れるようになっているかを探っています。
    dailynews date: 
    2010/6/11(Fri)
    記事番号: 
    1

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