« 前  

2018年11月27日(火)

  次 »
  • 米国境警備隊 は11月25日、軍備の増強されたサンディエゴ近郊の国境を、無理やり越えようとした中米からの難民申請希望者たちに催涙ガスを発射しました。この行為についてメキシコ政府は徹底調査を要求しています。攻撃された人々の中には母親と小さな子供たちもおり、彼らは拡散する催涙ガスのなかで息をつまらせ泣き叫んでいました。こうした移民たちは、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルの出身者がほとんどで、母国の蔓延する暴力と貧困と大量失業から逃れてきた人々です。国境警備隊による催涙ガスの使用は広く非難されています。トランプは現在、難民申請を希望して米国境に向かっている、あるいは国境近くに居座っている中米からの数千人の移民たちをそれぞれの本国に送還するようメキシコに要請しています。アメリカ・フレンズ奉仕団の米国/メキシコ国境プログラムの部長ペドロ・リオスにサンディエゴから話を聞きます。彼は国境警備隊員たちが11月25日に米国とメキシコの国境で中米諸国からの移民たちに向けて催涙ガスを使うのを目撃しました。

  • 2012年に米国とメキシコの国境のフェンス越しに16歳のホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスを銃撃、死亡させ過失致死罪に問われていた国境警備隊員のロニー・スワーツの裁判で、陪審団は無罪と評決しました。陪審は過失致死罪を問うことが妥当かどうかを決めただけで、検察官がスワーツの3度目の裁判を求めるかどうかはわかりません。前回の裁判の陪審は、殺人罪ではスワーツに無罪判決を言い渡しましたが、より軽度の過失致死罪については全員一致の評決に至ることことができませんでした。当局は、スワーツが発砲する前、ホセ・エレナ・ロドリゲスは国境のフェンス越しに国境警備隊員たちに石を投げていたと主張しています。しかし検察医たちは、ホセは最大で11回撃たれており、そのうちの1つを除く全ての銃弾は後ろからのもので、この十代の少年は地面にうつぶせになったまま後ろから撃たれたという結論に至ったと述べてます。エミー賞受賞の調査報道記者で、米国の公共放送サービス(PBS)の番組「ニュースアワー」(NewsHour)の特派員であるジョン・カルロス・フレイに話を聞きます。彼はホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスの殺害について幅広く取材してきました。

  • トランプは、難民申請を希望して米国境に向かう、あるいは国境に居座っている中米からの数千人の移民を本国に送還するようメキシコに要請しています。この数日前に、中米からの難民申請希望者の一部が、軍備強化されたサンディエゴ近くの国境を無理やり越えようとした際、米国境警備隊は群衆に向けて催涙ガスを発射しました。トランプは次のようにツイートしました。「メキシコは、あの旗を振っている移民たちを移動させるべきだ。彼らの多くは、冷酷無比な犯罪者たちで本国に戻るべきだ。飛行機でもバスでもどんな方法でも構わないが、米国には入国させない。必要なら我々は国境を永久に閉鎖する。議会は壁の予算を認めろ!」数日後には、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがメキシコの新大統領に就任する予定です。ロペス・オブラドールの次期政府は、難民申請が処理されるまで、難民希望者を強制的にメキシコに留め置くことをトランプ政権と取り決めたかについては否定しています。アメリカ・フレンズ奉仕団の米国/メキシコ国境プログラムの部長ペドロ・リオスに、サンディエゴから話を聞きます。彼は移民キャラバンを記録してきたグアテマラ、メキシコシティ、ティファナの取材旅行から最近戻ったばかりです。

  • 非営利報道機関「マーシャル・プロジェクト」(Marshall Project)による新たな大規模調査は、2015年にニューヨーク州キャッツキルの厳重警備の刑務所で看守たちとの言い争いの後に死亡した囚人カール・テイラーの物語を深く掘り下げることによって、米国の刑務所における精神衛生の危機について検証しています。2015年4月、サリバン刑務所で突然の死を迎えたカール・テイラーは、強姦罪で有罪判決を受け27年の刑期を務めている最中でした。このアフリカ系米国人の受刑者は1995年に収監されたとき、妄想性精神障害と妄想性人格障害と診断されていました。2015年の4月までには、テイラーはサリバン刑務所の精神病とされた受刑者のための特別区域に収容され、10年近くを独房で過ごしていました。そうした環境でテイラーは看守の一人と諍いを起こし、結果的に死につながったのです。調査報道記者で、Why Is Karl Taylor Dead?(『なぜカール・テイラーは死んだのか?』)の著者であるトム・ロビンスに話を聞きます。

Syndicate content