デイリーニュース

  • オーロラ銃乱射事件から2カ月半 コロラド大学が銃器所持を容認 恐怖と怒りが再燃

    コロラド大学が40年ぶりに銃器携帯許可証を持つ学生たちが大学外の住居で銃器を所持することを容認しようとしています。この決定は州最高裁がこの3月、銃の所持を禁止する同大学の学則は、他人に見えないように銃器を携帯することを許可した2003年の州法に違反しているという判決を出したことを受けたものです。同州オーロラの映画館でコロラド大学の大学院生ジェイムズ・ホルムズが銃を乱射して12人が死亡した事件からまだ数カ月しか経っていません。 コロラド大学ボールダー校のノア・モロッチ教授と、民主党のコロラド州議会議員クレア・リビーに話を聞きます。リビー議員はキャンパス内でも銃器の携帯を認めるよう大学に求めている州法を破棄する法案を提出しようとしています。

    dailynews date: 
    2012/10/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマとロムニーの第1回討論会 その裏で民主・共和両党が秘密裏に第三政党を締め出す

    オバマ大統領とミット・ロムニーは今夜コロラド州デンバーで大統領選第1回討論会を行うためその準備を進めています。本日は民主・共和両党がこの討論会からすべての第三政党をどうやって締め出しているかを検討します。オバマ・ロムニー両陣営は、討論会について秘密裏に詳細な取り決めを交渉し契約書を終結していたのです。この契約の条件が2012年大統領選討論会の内容を左右します。この契約には誰が参加するかをはじめ、討論会で取り上げる論題さえも含まれているからです。大統領選討論会の改善を求める非営利団体「オープンディベート(Open Debates)」の創設者で事務局長のジョージ・ファラーに話を聞きます。ファラーはNo Debate : How the Republican and Democratic Parties Secretly Control the Presidential Debates(『ディベートなし:共和・民主両党がいかに秘密裏に大統領選討論会を差配しているか』)の著者です。

    dailynews date: 
    2012/10/3(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「銃というものは過去の思想」 詩人で学者のニッキ・ジョバンニが語るバージニア工科大学乱射事件

    エイミーグッドマンが、バージニア工科大学の特任英語教授で、活動家、詩人、学者のニッキ・ジョバンニに、同大学内で話を聞きます。ジョバンニに、2007年の乱射事件での彼女の体験と、銃規制に対する彼女の意見を語ってもらいます。彼女は同大学の銃撃犯チョ・スンヒに、彼の破壊的な行動をめぐり彼女のクラスから出て行くことを求める前までの短い期間、詩を教えていました。ジョバンニは乱射事件翌日の弔辞の中で、追悼者らにこう伝えました。「私たちは、強く、勇敢で、純粋で、何も恐れません。私たちは今感じているより強いはずです、私たちがなろうとしている存在はこんなものではありません。私たちは想像力と可能性を感じています。私たちは、血と涙、そして全ての悲しみを通して未来を創り続けていくのです」。

    dailynews date: 
    2012/10/2(Tue)
    記事番号: 
    3
  • バージニア工科大乱射事件の生存者 2007年の虐殺を振り返り、オバマとロムニーに銃暴力に対する対処を要請

    オバマ大統領と共和党候補のミット・ロムニーは、今回の大統領選初の大統領候補討論会を前にして、銃暴力問題への対処を強く求められています。10月3日の討論会は、乱射事件があったコロラド州のコロンバイン高校から10マイル、そして7月に12人が殺害されたオーロラの映画館から15マイルの所で行われます。2007年の乱射事件で32人が死亡したバージニア工科大学で、4発撃たれながらも生き延びたコリン・ゴダードから、同大学内で話を聞きます。ゴダードに、虐殺事件で九死に一生を得た体験について、また、同事件の被害者らと共に彼が行っている、大統領候補者に銃暴力問題への取組みを求める運動について詳しく話してもらいます。「今回の大統領選初の大統領候補討論会は、コロラド州のコロンバイン高校とオーロラという米国史上最悪の2つの乱射事件が起こった場所から文字通り数マイルの所で行われます」と、ゴダードは言います。「今回の討論会のテーマは国内政策です。米国の大統領候補者たちに、この国での銃政策について質問を投げ掛ける機会があるとすれば、10月3日に行われる討論会が正にその時なのです」。

    dailynews date: 
    2012/10/2(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アフガンでの米兵死者数2000人に到達 フィリス・ベニスが語る米国史上最長の戦争

    アフガニスタンでの米兵の公式死者数が2000人に達しました。アフガニスタン東部ホースト州で10月1日、アフガン軍の軍服を着た自爆者によって3人の米兵を含む14人が死亡しました。アフガン人武装勢力による一連の北大西洋条約機構(NATO)軍への攻撃を受け、NATOのアナス・フォー・ラスムセン事務総長は、欧米部隊が予想より早くアフガンから撤退する可能性を示しています。また、ニューヨークタイムズ紙は、米国はタリバンと和平協定を結ぶ可能性をほぼ見限ったと報じています。政策研究所(the Institute for Policy Studies)のフェローで、Ending the U.S. War in Afghanistan: A Primer(『米国のアフガン戦争の終結:入門書』)を含む何冊かの本の著者であるフィリス・ベニスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/2(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 核産業がウラン採掘解禁に働きかけ、バージニア州住民が抵抗

    30年間に及んだウラン採掘禁止措置を解除しようとする核産業の活動に対して、バージニア州の住民が団結しています。禁止措置はウラン価格が上昇し始めた最近まで、問題視されていませんでした。バージニア州の住民は、ウラン採掘による飲み水、大気環境、農作物、漁業そして観光産業への悪影響に懸念を表明しています。すでに発見されているウラン鉱脈での採掘を許可することにより、州内各地での探査の道が開かれることになると、住民は述べています。バージニア州の主要都市ほぼすべてで、採掘解禁への反対決議が可決されています。本日は、バージニア州環境品質当局の元主任で、現在は州全域の連合団体「禁止を存続せよ(Keep the Ban)」の環境コンサルタントを務めるロバート・バーンリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/1(Mon)
    記事番号: 
    4
  • バージニア州の中絶医療つぶし規制で負担大の条件で中絶医院が閉院危機

    リッチモンドからお送りする今放送で、バージニア州の多くの妊娠中絶医院を閉院に追い込む可能性のある新法案を取り上げます。先月可決された通称「中絶医療つぶし規制(Targeted Regulation of Abortion Providers)」法、もしくは「TRAP」法は、中絶を行う医院に総合病院と同様の建築基準を求めるものです。建物を修繕できない医院は閉院となるため、中絶手術への規制をするための見え透いた法案だとの批判が上がっています。中絶を行う医師に特別な条件を課す同様のTRAP法により、ミシシッピ州の最後のクリニックが脅かされており、またテネシー州では最近、医院が閉院に追い込まれました。バージニア州の新法案成立を先導する長年のバージニア州司法長官のケン・クッシネリは、来年の州知事選への出馬を表明しています。本日は、州の新建築基準を満たす準備をするまでの2年間の緊急免許を取得したキャピタル・ウィメンズ・ヘルスクリニック院長のシェリー・エイブラムスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/1(Mon)
    記事番号: 
    3
  • シェル訴訟、最高裁は「法人格」の国外犯罪に対する責任能力を認めるか

    外国で起きた人権侵害の生存者が米国の法廷で企業を訴えることが出来るかどうかという重要な訴訟で、最高裁の2012/13年の新年度が本日、始まります。この裁判の焦点は、ナイジェリア人活動家らの殺害と拷問に石油大手シェルの親会社ロイヤル・ダッチ・ペトロリアムが共謀したとする告訴です。この「キオベル対ロイヤル・ダッチ・シェル」訴訟を、政治資金をめぐるシチズン・ユナイテッド判決と比べる専門家もいます。最高裁は2010年、米国憲法修正第1条のもとで企業には広範囲な権利があり、政治運動に直接献金することもできるという判決を下しました。今回の訴訟では、企業が国際法違反について個人と同等の責任があるのかどうかの判断を、裁判所が迫られています。最高裁の判決は、下級裁判所で審理されているほかの数多くの人権訴訟にも影響を与えることになるでしょう。本日は、ニューヨークから憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)の法律顧問バハー・アズマイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 1パーセントのための法廷? 新年度の最高裁は重要訴訟が多数

    2012/13年度を迎えた米国最高裁では、重要かつ大きく意見の分かれる問題の訴訟が多数行われる見込みです。前年度は、1つの訴訟が決定的でした。オバマ大統領肝いりの医療費負担適正化法(Affordable Care Act)が5対4で合憲と判断され、1960年代以来最大規模の医療保険制度改革への道を開いたのです。今年度は、アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)や同性婚、国際的な人権侵害に対する企業の説明責任や選挙権など、重要かつ大きく意見が分かれる問題についての裁判が多数行われる見通しです。本日は、市民団体「正義のための同盟」(The Alliance for Justice)代表のナン・アロンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「民主的女性主義」 詩人・活動家アリス・ウォーカーが語る女性の台頭とオバマと2012年選挙

    2012年大統領選挙まで残すところ40日を切りました。詩人で活動家のアリス・ウォーカーが新作の詩Democratic Womanism(『民主的女性主義』)を朗読し、無人機爆撃の活用など、オバマ大統領
    が遺すものについての彼女の思いを話します。「なぜ微笑むのとあなたは聞く 来るべき総選挙で 2つの悪の中でより悪くない方に 鼻をつまんで投票するとあなたが言ったから」とウォーカーは読み上げます。「悪は2つだけじゃない それが微笑む理由の1つ」

    dailynews date: 
    2012/9/28(Fri)
    記事番号: 
    3

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