デイリーニュース

  • ホイットニー・ヒューストン、人々の心に残る世界的スター

    音楽界では、11日に48歳で亡くなった米ポップの女王、ホイットニー・ヒューストンへ続々と哀悼の意が表されています。昨夜12日に行われたグラミー賞では、司会のLL・クール・Jとジェニファー・ハドソンが彼女の追悼を行いました。デューク大学教授マーク・アンソニー・二ールは、「彼女は、エディー・マーフィーや故マイケル・ジャクソン、そしてバスケットボール選手のマイケル・ジョーダンなど、類を見ないほどの米メーンストリームへのアクセス規模があった(様々な層を引き付ける)『クロスオーバー黒人ポップアーティスト』と私が呼んでいる世代の1人です 。今までこのレベルの黒人有名人をわれわれは見たことがありません。彼女のメーンストリームでの成功は本当に類まれなるものでした」と話します。

    dailynews date: 
    2012/2/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • スペインの判事バルタサル・ガルソン 裁判で弁護士資格停止 先駆的な人権活動への報復か

    スペインで最も著名な判事バルタサル・ガルソンが、違法な監視活動を命じたという罪で有罪判決を受け、弁護士資格を11年間停止されました。ガルソンは「普遍的管轄権」という原則の下に世界中の人権事案を取り上げてきたことで知られます。その中には1998年にチリの独裁者だったアウグスト・ピノチェトへの逮捕状を出したことや、米国の9.11同時多発テロ攻撃でオサマ・ビンラディンを起訴したり、米国によるグアンタナモ基地での収容者虐待問題捜査も含まれます。ガルソンはこの弁護士資格停止について控訴できません。つまり判事としてのキャリアは事実上終わるということです。マドリッドでガルソンの公判を傍聴してきたヒューマン・ライツ・ウォッチのリード・ブロディに話を聞きます。このケースは「司法権の独立と実に勇敢な判事に対する大攻撃だ」とブロディは言います。

    dailynews date: 
    2012/2/10(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 高収益の優良企業の誉れ高いアップル社 中国工場での労働管理に大きな抗議

    世界6カ所のアップル・ストアに抗議者たちが訪れ、中国国内のアップル納品業者の工場での労働環境の改善を求める嘆願書を手渡しました。この抗議活動は、アップルに部品を供給する中国企業フォックスコン(Foxconn)での過酷な労働条件や劣悪な就労環境が明らかになったために行われたもので、問題の工場では十数人もの従業員が自殺しています。ゲストはニューヨーク・タイム紙のチャールズ・ドゥヒッグ記者で、アップル製品を支える中国人労働者の人的損失のスクープにかかわりました。もう一人のゲストは、一人芝居The Agony and the Ecstasy of Steve Jobs(スティーブ・ジョブズの苦悩と恍惚)で喝采を浴びたマイク・デイジーです。この芝居のネタの一部は、アップルの中国工場を訪問して労働者たちに話を聞いた経験に基づいています。「アップルには本当の責任を果たしてもらいたい」とデイジーは言います。「彼らにはこれを一夜で改善できる能力があるのだから」

    dailynews date: 
    2012/2/10(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 50の州で総額250億ドルの住宅ローン和解成立 住宅所有者の救済か大銀行の救済か?

    住宅所有者に債務を負わせて追い出し、米国経済を冷え込ませてきた不当な住宅ローンの貸付けと住宅差し押さえ請求をめぐる訴訟で、米司法省は国内5大金融機関との間に史上最大の和解が成立したことを明らかにしました。総額250億ドルの和解と報じられていますが、銀行側が支払う現金は計50億ドルにすぎません。この和解を強烈に批判するイーブ・スミスに話を聞きます。彼女はベテラン金融アナリストで、人気の金融分析サイトNaked Capitalism(むきだしの資本主義)を運営しています。スミスによれば、「この調停は表面上は住宅所有者救済に見えますが、実際には、ほとんどの人が気づいていない、もっと重要な側面があります。これは、住宅ローン関連の不良債権を抱え込んだ銀行の救済なのです……本当の問題は、この和解では大した救済にならないことです」。

    dailynews date: 
    2012/2/10(Fri)
    記事番号: 
    1
  • LGBTQ(性的少数者)人権運動家に聞く カリフォルニアとワシントンにおける結婚の平等の勝利

    ワシントン州は州下院で行われた投票の結果、同性同士の結婚を合法とする7番目の州になることになりました。この投票は、米控訴審裁判所が提案8号として知られるカリフォルニア州の同性愛者同士の結婚の禁止令を違憲であると判断した翌日に行われました。番組では、団体「権利の平等ワシントン」(Equal Rights Washington)のジョシュ・フリード、「勇気運動」(Courage Campaign)のリック・ジャイコブス、ロサンゼルスに本拠地をおく性転換者のコミュニティーを運営するカリル・コーエンと結婚の平等について論義します。ジェイコブスは、提案8号をめぐる争いは「完全な平等を目指す運動全体に刺激を与えました。僕のように今までトランスジェンダーの問題に注意を払ってこなかった人たちが、この問題について気軽に話すことができるようにしてくれました。」と言います。一方コーエンは、LGBTQコミュニティーが同性結婚を強調することに批判的です。「私が一番心配しているのは、LGBTQ運動の資源がどれほど結婚の平等だけに注ぎ込まれてしまい、性的少数者の人が直面している教育、医療、住宅、司法制度改革といった基本的な生存にかかわる事柄から離れてしまっているということです。

    dailynews date: 
    2012/2/9(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 失脚したモルディブのナシード大統領 地球温暖化に脅かされた島しょ国を代表する発言者

    何年間ものあいだ、モハメド・アシードは、気候変動が島しょ国の住民与える脅威について、世界の指導者の中で最も積極的に発言を行ってきました。モルディブで最初に民主的に選出された大統領になったあと、ナシードはモルディブを世界初のカーボン・ニュートラル(大気中の二酸化炭素量を一定に保つようなエネルギー消費の仕方)国家にすると公約し、水中で閣議を開いたこともあります。環境活動家のビル・マッキベンと、ナシードの失脚と彼の積極的な地球温暖化への取り組みを論じます。マッキベンの団体350.orgは、ナシードを支持する懇願書に3万人以上の署名を集めました。民主主義運動家として投獄されたこともあるナシードがモルディブの大統領になり、島しょ国の英雄になるまでを記録した新しいドキュメント映画"The Island President,"(「島の大統領」)の監督ジョン・シェンクにも話を聞きます。マッキベンによれば、「ナシードはある意味、アラブの春の先駆者であり、インド洋のマンデラとしていままで民主主義がなかった国に民主主義をもたらしました」そして、「もちろんと同時にこの地球上で、気候変動問題に関しての最も積極的に発言してきた国家元首です」と続けます。さらにマッキベンは次のように言います。「ナシードは、米国がさほど熱心ではない気候変動の問題を提起し続けたので、(米国にとっては)目の上のこぶでした。

    dailynews date: 
    2012/2/9(Thu)
    記事番号: 
    2
  • モルディブ クーデター:失脚したハメド・ナシード大統領の顧問 逮捕を恐れ潜伏先から語る

    インド洋に浮かぶ小さな国家、モルディブの初めて民主的に選出された大統領、モハメド・ナシードが、彼によれば、クーデターが起き、銃を突きつけられて失脚しました。長年の民主主義活動家者として、6年間投獄されていたこともあるナシードは、インド洋の島しょ国を地球温暖化から救うための運動の中心的人物として国際的な名声を得ています。クーデターに抗議する街頭デモが2日間行われた後、9日の朝、彼に対する逮捕状が発行されたとナシードは言いました。ナシードの通信顧問を務め、クーデターのあった日にナシードといたポール・ロバーツに話を聞きます。ロバートは逮捕状が彼自身にも発行されたのではないかと恐れ、秘密の場所から質問に答えます。

    dailynews date: 
    2012/2/9(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ロマーリー・グレアム:非白人を標的にする捜査に非難が高まる中 NY市警が丸腰の黒人少年を射殺

    武器を持たない十代の黒人少年が自宅内で警官に射殺されるという事件が起き、ニューヨーク市警への批判が高まっています。18歳のロマーリー・グレアムは麻薬捜査官に追われて両親と住むブロンクスの自宅アパートに逃げ込んだ後、至近距離から射殺されました。警察は家の中でマリファナを発見し、グレアムがこれをトイレに流そうとしていると思ったと言っています。NY市警が批判されているのはグレアム射殺の一件にとどまりません。広範なストップ&フリスク(職務質問と身体検査)の方針が、人種比率として不釣り合いなほど黒人など非白人層を標的にしていると批判されているのです。6日にはブロンクス区で約500人が参加して黒人性少年に対する警察の不公平な扱いに抗議するデモが行われました。ストップ&フリスクを中止するよう働きかけている「大量投獄をやめろネットワーク」のオルガナイザーであるジャメル・ミムズと、人種差別的で違憲であるとしてこのストップ&フリスクをやめさせようとしている連邦集団訴訟で証人として出廷しているニコラス・パートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/2/8(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 避妊問題が共和党指名争いの議題の1つに 大統領選挙への影響はいかに?

    リック・サントラムの3州制覇は、オバマ政権が新たにカソリック関連の病院や大学でも無料で避妊薬などを提供できるよう医療保険制度を整備すると決めて共和党が大々的な反対運動を開始した1週間後に起きました。女性の健康と幸福のためには出産制限が必要不可欠とした研究結果もあってリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)を主張するグループはこの施策を歓迎していますが、避妊を巡ってのこの騒動は乳がん慈善団体のトップだったスーザン・コーメンが計画出産団体への資金援助を停止すると決めて議論を呼び辞職したことも関係しています。3人のゲストとともに、2012年大統領選においてリプロダクティブ・ライツが主要問題になる可能性を考えます。ビジネス・インサイダー誌およびアメリカン・コンサバティブ誌のマイケル・ブレンダン・ドハーティー、シスターソング・リプロダクティブ・ジャスティス・コレクティブのロレッタ・ロス、カソリックス・フォー・チョイスのジョン・オブライエンの3人に登場してもらいます。

    dailynews date: 
    2012/2/8(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 福音派の後押しでサントラムが3州を制覇 親ロムニー選挙広告が少なかったのも原因

    米共和党大統領選指名争いでペンシルバニア州選出の上院議員だったリック・サントラムがミネソタ、コロラド両州の党員集会およびミズーリ州の非拘束予備選でも勝利し、再び注目されています。サントラムの勝利はキリスト教原理主義の福音派の投票に助けられたもので、自らを共和党指名争いの中の「真の保守派」と標榜するサントラムに勢いをつけました。ミネソタ、コロラド、ミズーリの3州がこれまでの州と明らかに違ったのは、先頭走者ミット・ロムニー支持の湯水のように金を使った選挙運動がなかったことです。サントラムの勝利に関して、ビジネス・インサイダー誌およびアメリカン・コンサバティブ誌のマイケル・ブレンダン・ドハーティーと、カソリックス・フォー・チョイスのジョン・オブライエンに感想を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/2/8(Wed)
    記事番号: 
    1

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