デイリーニュース

  • 「あなたがたは私たちの未来で博打をしている」ソマリアの青年活動家 COP19で「行動」を嘆願

    本日の放送の直前、ソマリアの若い活動家マリアン・オスマンが、ワルシャワでの国連気候変動交渉の総会で、演説を行いました。オスマンは言います。「ソマリアには、こんなことわざがあります。指一本では太陽を隠せない。ごまかしで、真実を隠すことはできません。いま、ソマリアやフィリピンで援助を必要としている何万人もの人々に聞いてご覧なさい。あなたがたが政治的な引き伸ばしをどのように行っても、気候変動による危機が存在する事実を隠すことはできません」。今月初め、ソマリアのプントランド地方を破壊的な大竜巻がおそい、すでに困窮している住民に災害が追い打ちをかけました。

    dailynews date: 
    2013/11/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 環境活動家たち退場のCOP19 米国代表は気候変動による損害や被害への責任を否定

    ポーランドのワルシャワで開催されている国連気候変動サミット(COP19)は、交渉の最終段階に入りましたが、先進国と開発途上国間の深い溝はまだ埋まっていません。ここ2週間約200カ国の代表が、2年後にパリで同意されることになっている新しい気候変動枠組条約の基盤を作るための交渉を続けましたが、11月21日には様々な環境保護グループの活動家800名が交渉の場を退場するという、前代未聞の出来事がありました。米国の気候変動担当特使であり、COP19で米国の交渉リーダーでもあるトッド・スターンは、その後の記者会見でデモクラシー・ナウ!のエイミ・グッドマンの質問に対し、世界最大汚染国である米国が、温室効果ガスによる貧しい発展途上国への被害に対して賠償するべきであるという要求を拒否しました。本日は2人のゲストに話を聞きます。サウス・センターの事務局長、マーティン・コーと、ザ・ヒンドゥー紙のシニア・アシスタントエディターのニティン・セティです。セティは、気候サミット開始前に米国の外交官たちに配布されたブリーフィングを入手して公開し、発展途上国が気候変動に適応するための支援に対して、米国がどのように反対しているかを明るみに出しました。

    dailynews date: 
    2013/11/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「環境を汚すものが話し続けるなら、われわれは去るだけ」:地球温暖化への無為に対し気候サミットを放棄する市民社会

    「私たちは国連を放棄するのではなく。国連気候変動枠組み条約締約会議(COP)を見捨てただけです。なぜならあまりにもひどい内容だからです」と、ポーランドのワルシャワで行われている国連気候変動サミットでの、会合からの一斉退席を支持した環境保護団体で働く若き気候運動家アンジャリ・アパデュライは言います。過去10日間、進捗がなかったことを理由に、数百人が交渉の席を離れました。グリーンピース、オックスファム、350.org、国際労働組合連盟(International Trade Union Confederation)、アクションエイド・インターナショナル(ActionAid International)、世界自然保護基金(WWF)、アース・イン・ブラケッツ(Earth in Brackets)、フレンズ・オブ・ジ・アース(FoE)などの団体がこの動きを支持しています。「われわれは、社会運動を気候変動についての話し合いの中心に戻したいともいます。社会の運動が底辺から火つけることによって、来年リマで行われるCOP 20はもっと実りのあるものにあるでしょう」とアパデュライは言います。2011年に彼女は、南アフリカのダーバンで行われた国連気候変動サミットで、青年代表団の代表としてスピーチを行いました。

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「われわれは消費を減らす必要がある」:気候危機を回避するための経済の 根本的な見直しを 科学者が呼びかけ

    地球温暖化の危機に対し、2人の気候科学者がある意味衝撃的な解決策を呼びかけています。その解決策とは、米国とその他先進工業国の経済体制の見直しです。影響力をもつ、英国のティンダル気候変動研究所(Tyndall Centre for Climate Change Research)のケビン・アンダーソンとアリス・ボウズ=ラーキンは、世界の指導者が提案する「暴走する地球温暖化」への解決策の多くは、この危機の規模に対して十分ではないと言います。2人は「米国、欧州連合とその他富裕国の、根本的かつ迅速でな反成長計画」を呼びかけてます。アンダーソンは、摂氏2度(カ氏3.6度)の気温上昇を回避するため、世界は「政治と経済の覇権に革命的変化」を必要としていると語ります。

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • グリーンピース:石油掘削反対で拘束された 「北極の30人」は70億人の地球市民のために立ち上がった

    2ヶ月以上拘束された後、「北極の30人」(Arctic 30)のメンバー更に5人がロシアで保釈になりました。28人の活動家と2人のジャーナリストが、ロシア初の海洋掘削基地に侵入を試みて拘束されました。この事件についてグリーンピースの事務局長クミ・ナイドゥに話をききます。彼らは依然、最大禁固7年の刑の可能性のある「フーリガン行為」で告発されているため、最終的にどうなるかはまだわからないとナイドゥ事務局長は言います。

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「自然と交渉はできない」:環境保護活動家 らワルシャワ国連気候変動サミットで退席行動

    11月21日、ポーランドのワルシャワで行われている国連気候変動サミット(COP19)で、地球温暖化に歯止めをかけるための法的拘束力を持った合意がなされないことに抗議して、数百名の環境保護活動家が議場から退席しました。そのわずか36時間前には、133の発展途上国の一団が重要な交渉会議を退場しています。その会議では、歴史的に見て温暖化ガスを最も多く排出してきた国々が、異常気象による被害に対して財政上どのような責任を負うべきかについての論議が交わされていました。グリーンピースの事務局長クミ・ナイドゥは次のように話します。「われわれの政治的リーダーたちに伝えたいのは、自然と交渉することはできないということです。科学的事実を変えることはでないのだから、私たちは政治的意思をこそ変えていかなくてはならないのです。」

    dailynews date: 
    2013/11/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 温室ガス削減に失敗する世界  貧困国は気候変動への取り組みへの支援を得られるか

    バングラデシュ生まれで「国際環境開発研究所」の科学者、サリームル・ハクが、ワルシャワ地球温暖サミットの主要課題は何かを語ります。温室ガス排出削減に関する討議が2015年まで繰り延べになっているため、今年の会議では貧困国は地球温暖化によって既に引き起こされた「損失と被害」に対処する資金の要求に論議の的をしぼっています。この問題が行き詰まったため、20日には、133ヵ国の発展途上国と中国が議場から退席する事態になりました。「ワルシャワでおこりうる唯一現実的な決定は、『損失と被害』に対する新しいメカニズムを持てるか否かです。我々は、地球温暖化の緩和と適応に失敗し、その必然的な結果を負っているのです」とハクは語ります。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    6
  • 「北極の30人」のうち17人が保釈 グリーンピース代表は化石燃料企業のCEOこそ「本物のフーリガン」と批判

    ロシアの裁判所は、「北極の30人(Arctic 30)」のうち、さらに9人の保釈を許可しました。28人の活動家と2人のジャーナリストからなる「30人」は、北極でのロシアの石油掘削に反対してグリーンピースが行った抗議行動で、2ヶ月間拘留されてきました。グリーンピースインターナショナル事務局長のクミ・ナイドゥは「北極での石油掘削に平和的な抗議行動を行った30人の仲間がロシアの刑務所で最高7年間の服役に直面し、フーリガンとして非難されています。はっきり言います。本当のフーリガンは、余儀なくされている変化を受け入れようとしない化石燃料産業のCEOやリーダーたちです」。「北極の30人」は、「不良行為(hooliganism)」の刑で最長7年の刑を宣告されるおそれがあります。現時点では、17人に保釈が許可されました。

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    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    5
  • フィリピンの気候交渉代表『誰が生き延び、誰が死ぬかについてを交渉している様な気がします』

    台風30号(HAIYAN)の後、フィリピンでは大量の死者を出した被災地で、生存者を探す救援活動が続いています。フィリピン気候交渉代表のメアリーアン・ルシル・セリングは、20日ワルシャワでの国連気候会議で、各国代表たちに向けて感動的な演説を行い、「この会議に参加するたびに、私は、これから誰が生き延び、誰が死ぬことになるか、交渉している気がします」と述べました。

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    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「化石燃料にではなく、気候変動ストップに助成金を!」巨大汚染企業優先を活動家たちが非難

    国連気候会議サミットに出席した代表たちは、2020年までに年間一千億ドルの気候変動助成金を供給するという目標をいかにして達成するか、論議を展開しています。ところが、批評家たちによると、先進国は、発展途上国の地球温暖化適応への支援金の5倍以上もの金額を、化石燃料産業への助成金に使っています。ワルシャワで行われている気候会議の内部でこの問題を提起しているアクティビストに話を聞きます。「化石燃料助成金に押され続けの気候資金」("Fossil Fuel Subsidies Continue to Overshadow Climate Finance")という報告書を発表したばかりの、「オイルチェンジインターナショナル(Oil Change International)」の代表、スティーブン・クレッツマンもその一人です。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    3

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