米政府が任命した特別委員会は、エドワード・スノーデンにより暴露された米国家安全保障局(NSA)による監視活動について、一連の制限を提案しました。12月19日、同パネルはNSAに対し、膨大な米の通話記録の一括収集の停止を提言、その理由を「国民の信頼、個人のプライバシー、市民の自由が失われる恐れがあるため」だとしました。同パネルは代わりに、電話通信業者または民間の第三者機関が記録を保管すべきだとしています。また、NSAによる「情報暗号化への侵害」の禁止を求め、サイバー攻撃をかけるためにNSAがコンピュータープログラムの弱点を利用していることを批判しました。加えて、市民の自由を侵害する可能性のある政策を監視するための、独立した調査委員会を設立することを支持しました。この特別委員会の答申について2人のゲストに話を聞きます。スノーデンの法律顧問を務める、米国自由人権協会(American Civil Liberties Union)「言論・プライバシー・テクノロジープロジェクト」(Speech, Privacy, and Technology Project)のベン・ワイズナーと、NSAに32年以上の勤務した元職員のカーク・ウィービーです。ウィービーはNSAの職員時代、大規模なネット上の監視のプライバシー侵害についての内部告発を行いました。