デイリーニュース

  • 「北極の30人」 ロシアの恩赦を歓迎するも 石油掘削阻止活動への謝罪は拒否

    ソチでの2014年冬季オリンピック開催を目前に、ロシアの人権弾圧に対する国際的批判が高まる中、ロシア議会は2万2000人の受刑者への大量恩赦を承認しました。この大恩赦は、公式にはソ連崩壊後のロシア憲法成立20周年を記念したものです。万単位で釈放されることになった受刑者の中には、北極圏でのロシアの石油掘削を阻止しようとして9月に逮捕されたグリーンピースのメンバー「北極の30人」も含まれています。「恩赦されたことは嬉しいですが、そもそも恩赦が必要とされるようなことを我々は何一つしていません」と「アークティックサンライズ」号の船長でグリーンピースで長年活動してきたピーター・ウィルコックスは述べています。「国際司法裁判所は、我々が公海で非合法に逮捕され、非合法にロシアに連行され、非合法に拘置されたとしています」。ロシアのセントピータースバーグからウィルコックスが、ディミトリ・リトヴィノフと共に番組に参加します。リトヴィノフはロシア生まれで米国とスウェーデンの二重国籍を持ち、1989年以来、グリーンピースと活動を共にしています。

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    2013/12/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ジャーナリストと活動家に対する 軍の弾圧が強まるエジプトで モルシ元大統領はテロ罪で告発へ

    エジプトのトップ検察官は、大統領の地位を追われたムハンマド・モルシを、外国組織と共謀しテロ行為を行い国を政情不安に陥れた罪で告発すると発表しました。これは死刑に値する罪状です。モルシ元大統領は、ムスリム同胞団の主要リーダー3名を含む35名とともに告発されました。これは、去年モルシを大統領選の勝利へと押し上げたものの、7月に大規模なデモにに乗じて軍が大統領を放逐した後、再び地下へと追いやられた社会運動に対する弾圧が更に厳しくなったことを示しています。カイロより、独立系ジャーナリストでデモクラシー・ナウ! の特派員、またネイション・インスティテュートのフェローでもある、シャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。彼の最新記事は"Repression Deepens in Egypt: At first it was the Muslim Brotherhood. Now dozens of journalists, non-Islamist activists and students have been detained and beaten"(「弾圧の増すエジプト:最初はムスリム同胞団。そして今度はジャーナリスト、非ムスリム活動家、そして学生数十名が拘束、暴力の対象に」)です。

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    2013/12/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • NSA内部告発者カーク・ウィービー 「酷い不正管理」暴露後の 政府の報復を語る

    ベテランの米国家安全保障局(NSA)職員だったカーク・ウィービーは、情報処理システム「シン・スレッド」(ThinTread)の開発を手伝いました。ウィービーはこのプログラムによって9・11攻撃が阻止できたかもしれないと考えています。しかしNSAはこのシン・スレッドではなく、多々の問題を抱えた実験的なプログラム「トレイルブレーザー」(Trailblazer)を採用、これには数十億の税金が投入されました。ウィービーは、「トレイルブレーザー」について内部告発を行い処罰された、NSA職員のひとりです。NSA勤務時代、ウィービーは局内の賞としては上位2番目にあたる「文民功労者賞」(Meritorious Civilian Service Award)、CIA長官からの「グループ功績 賞」(Meritorious Unit Award)を受賞、米空軍長官からも表彰状を受けています。ウィービーに自身の経験についてと、政府選定パネルによるNSA改革の提言について話を聞きます。加えて米国自由人権協会の弁護士で、エドワード・スノーデンの法的弁護の調整を行うベン・ワイズナーにも話を聞きます。

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    2013/12/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • スノーデンの正当性裏付け? 米政府委員会 NSAによる監視と通話記録収集の大幅制限を支持

    米政府が任命した特別委員会は、エドワード・スノーデンにより暴露された米国家安全保障局(NSA)による監視活動について、一連の制限を提案しました。12月19日、同パネルはNSAに対し、膨大な米の通話記録の一括収集の停止を提言、その理由を「国民の信頼、個人のプライバシー、市民の自由が失われる恐れがあるため」だとしました。同パネルは代わりに、電話通信業者または民間の第三者機関が記録を保管すべきだとしています。また、NSAによる「情報暗号化への侵害」の禁止を求め、サイバー攻撃をかけるためにNSAがコンピュータープログラムの弱点を利用していることを批判しました。加えて、市民の自由を侵害する可能性のある政策を監視するための、独立した調査委員会を設立することを支持しました。この特別委員会の答申について2人のゲストに話を聞きます。スノーデンの法律顧問を務める、米国自由人権協会(American Civil Liberties Union)「言論・プライバシー・テクノロジープロジェクト」(Speech, Privacy, and Technology Project)のベン・ワイズナーと、NSAに32年以上の勤務した元職員のカーク・ウィービーです。ウィービーはNSAの職員時代、大規模なネット上の監視のプライバシー侵害についての内部告発を行いました。

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    2013/12/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 討論: 学術団体のイスラエル・ボイコットは中東の正義に有益か障害か?

    何千人もの米国の学者が加盟するアメリカ学会(The American Studies Association)は、15日の日曜日、イスラエルの大学をボイコットする決議に採決しました。「イスラエルによる占領がパレスチナの学者や学生に及ぼしている証明済みの影響」や「イスラエルの高等教育機関が、人権を侵す国策に加担している」ということを理由に、メンバー達は2対1の割合で、ボイコットを支持しました。これに先だつ16日の月曜日、「アメリカ先住民と先住民研究学会」(the Native American and Indigenous Studies Association)が同じようにイスラエルのボイコットを決議しています。4月には「アジア系アメリカ人研究会」(the Association for Asian American Studies)もイスラエルに対する学術的ボイコットを擁護しています。一方、ASAのボイコットに対する反発も、いち早く起っています。コーネル大学法学部のウィリアム・ジェイコブスン臨床学教授は、ASAに対する課税免除に異議を唱える計画を立てています。他にもボイコットとう方法を用いることについて、批判的な態度を取ってる人々もいます。

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    2013/12/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • パトリック・コウバーン: シリア紛争でジハーディストに資金を出すサウジに目をつむる米国

    インデペンデント紙の中東特派員パトリック・コウバーンを迎え、シリアの紛争を煽る外国勢力の役割を話し合います。「この紛争は明らかに代理戦争です。シリアの民衆蜂起がきっかけだったかもしれませんが、現在では4つか5つの別々の紛争が一緒くたになっています」とコウバーンは説明します。「反政府勢力はバラバラで、実のところは外国勢力の手先ばかりです。特にサウジアラビア、カタール、トルコの介入が目立ちます」。コウバーンは最近、”Mass Murder in the Middle East Is Funded by Our Friends the Saudis: Everyone Knows Where al-Qaida Gets Its Money, But While the Violence is Sectarian, the West Does Nothing”(中東の大量殺人は我々の友サウジアラビアが資金援助している 誰もが知っているアルカイダの資金源だ 宗派抗争が背景であり欧米は何もしない)という記事を書きました。「国境なき記者団」によれば、2013年にシリアでは少なくとも10人の記者と35人の市民記者が殺害され、また49人の記者が誘拐されました。他の国々での被害者を全部足したよりも大きな数字です。

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    2013/12/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジュネーブ会談は「既に失敗」 シリアは反政府勢力の内部崩壊で未曾有の人道危機に

    国連は、現在のシリアの状況が、第二次世界大戦以降の世界の平和と安全を脅かす最大の危険になっていると警告しました。バン・キムン国連事務総長は、シリアの状況は想像もつかないほど悪化していると発表し、国連難民高等弁務官アントニオ・グテレスはこの事態を「世界の平和と安全にとって第二次世界大戦以来の最大の脅威」と表現しました。バン国連事務総長は、この紛争の政治的解決を図るため一月に提案されている国際会議が開かれる前に停戦するよう紛争当事者の双方に要求しました。シリアとトルコの国境線から、「国境なき医師団」のアイトア・ザバーゴガスコアと、インデペンデント紙の特派員パトリック・コウバーン記者の話を聞きます。コウバーン記者はシリアに関して広範囲な報道を行っており、先日イラクから戻ってきたばかりです。最新の記事は”Starving in Syria: The Biggest Emergency in the U.N.’s History”(シリアでの飢餓:国連史上最大の非常事態)です。

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    2013/12/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD )の売り込み:大手製薬会社による20年のマーケティング戦略で患者認定と薬剤処方が急増

    注意欠陥多動性障害(ADHD)の最新の数字を額面通りに受け取るなら、ADHDは米国で急速にまん延していることになっています。アメリカ疾病管理予防センターによると、高校生の15%がADHDと診断されています。向精神薬を処方されている人の数は、20年前の60万人から350万人に増加しています。ADHDは今や、喘息に僅差で次いで、子供に診断される最も一般的な持病のひとつです。しかし、ニューヨークタイムズ紙の最新レポートは、この信じがたい数字が医学的な現実を反映しているのか、それともこの病に関係している製薬会社に数十億ドルをもたらす過剰投薬の結果なのかを疑問視しています。アデロールやコンサータといったADHD用の薬の2012年の売上は90億ドルを超え、10年前に比べて500%以上アップしています。ADHDの診断が極端に増加している事実と、学校にうまくなじめない子供たちや、また生活をうまくこなしたいと考える大人たち向けの向精神薬の処方を奨励する、20年間のマーケティング努力は、ぴったりと符合しています。こうしたマーケティングは、大手製薬会社から巨額の口頭宣伝料と助成金を受け取っている選ばれた医師グループの研究と証言が頼りなのです。4人のゲストから話を聞きます。

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    2013/12/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 判事がNSAの監視を「オーウェルの小説に出てくるよう」と判決する一方、オバマは監視プログラムの現状維持を準備

    連邦判事は12月16日、国家安全保障局(NSA)による米国市民の通話記録の一括収集は、根拠のない捜索を禁止した憲法修正第4条に「ほぼ確実に」違反しているという判決を下しました。米連邦地裁判事のリチャード・レオンは、NSAの活動を「まるでオーウェルの小説のよう」と表現しました。彼は「今回は、ほとんどすべての米国市民に関する個人データが体系的かつ先端技術を駆使して収集、記録されており、これ以上“無差別的”で“勝手な侵害”を想像することはできない」と書いています。レオン判事は共和党のジョージ・W・ブッシュ大統領によって、2002年に今の連邦判事の職に任命されました。レオンは、政府が行うと見られている上訴の有無が明らかになるまで、同プログラムの差止め命令の施行を保留としました。この訴訟は、NSAの元契約職員エドワード・スノーデンが漏らした情報を基に、保守派の弁護士で「司法監視」(Judicial Watch)の設立者であるラリー・クレイマンによって起こされたものです。12月16日の声明の中でスノーデンは「私は、NSAの大量監視プログラムは違憲であり、そして米国市民は公開法廷によってこの問題に判決が下されるのを見る機会が与えられるべきだという信念のもとに行動しました。

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    2013/12/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ネルソン・マンデラの「自由への長い道」 故郷のクヌ埋葬で終焉

    自由への長い道を歩んだ指導者に南アフリカが別れを告げる中、ネルソン・マンデラの遺体は15日、埋葬されました。マンデラは95歳で亡くなった10日後に彼の故郷の村クヌに埋葬されました。数日間で10万人以上もの人が公開安置されていたマンデラの棺を訪れました。本日は反アパルトヘイト活動家で、ロベン島でマンデラとともに拘禁されていたアーメド・カスラダに日曜日に行われた葬儀の様子を聞きます。またジャーナリストでFault Lines: Journeys into the New South Africa(『断層:新しい南アフリカへの旅』)の著者であるデビッド・グットマンにも話をききます。

    dailynews date: 
    2013/12/16(Mon)
    記事番号: 
    4

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