デイリーニュース

  • 「イエメン 決戦の金曜日」:サーレハ大統領の辞任を求めて数万人が抗議行動

    軍が各地のデモ群衆に向けて発砲して多数の死者が出る事態になっているイエメンでは、「決戦の金曜日」と主催者が名付けた今日13日、市民数万人が街頭に繰り出しています。ここ数週間の死者の数はすでに160人を超えました。こうした流血の事態はサーレハの自主的な退陣を含む調停案をまとめようとした国際協議から中心的存在のカタールが引き揚げたことで始まりました。イエメンの首都サヌアにいるロンドンのタイムズ特派員アイオナ・クレイグに電話をつなぎます。

    dailynews date: 
    2011/5/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • スペインのガルソン判事 ビンラデイン殺害 拷問 普遍的管轄権 自らの法廷追放を語る

    普遍的管轄権の原則を用い、スペインのバルタサール・ガルソン判事は、スペインの法廷で、世界各地の拷問事件、戦争犯罪、その他の不法行為を取り調べてきました。1998年には、チリの元独裁者、アウグスト・ピノチェトの逮捕を命じ、英国でのピノチェト逮捕と拘留につながりました。また2003年には、オサマ・ビンラディンとアルカイダのその他のメンバー11名を起訴しました。ガルソンはその後、グアンタナモ湾の米国軍事刑務所と海外での拷問を承認した役割に関し、ブッシュ政権の高官6人を起訴しようと試みましたが、米国の圧力により提訴は撤回されました。ガルソンは長年にわたり、世界でもっとも恐れられる判事のひとりでしたが、現在、自らの法廷闘争に直面しています。昨年、ガルソンはスペイン市民戦争の間にフランシスコ・フランコ将軍支持者の手で失踪した10万人を超える市民に関する捜査を開始しようとして、職権を超えたとして起訴されました。ガルソンは、2010年5月に判事を停職処分となり、3つの別々の裁判に直面しています

    dailynews date: 
    2011/5/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコへのパイプラインは「あらゆる規則に違反」 グティエレス議員 影響調査と公聴会を要求

    イリノイ州選出の民主党下院議員ルイス・グティエレスが、プエルトリコ政府が推進する「ビア・ベルデ」すなわち「緑の道」と呼ばれる92マイル(約148キロメートル)の天然ガスパイプラインについてコメントします。このパイプラインは、森林や水系を横断し、学校や住宅地域の近くを通るため懸念されています。地質学者たちは、このパイプラインが過去3年間に2500回も地震をおこしている地震断層の近くを通過すると指摘しています。グティエレス議員は、プロジェクトの承認前に追加の公式調査が必要であるとし、 米国陸軍工兵司令部に対し、調査と影響評価がなされるまで建設を凍結するよう求めています。「公聴会、国民参加が必要です。プエルトリコの自然環境を一度破壊してしまったら、取り返しがききません」とグティエレス議員は語ります。

    dailynews date: 
    2011/5/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ルイス・グティエレス議員 オバマには人道的な移民改革「DREAM 法案 」を推進する裁量権がある

    民主党上院議員たちは、昨年、共和党によって通過を阻止されて以来初めて、「DREAM 法案」を再提出しました。この法案の下では、移民の若者は、最低2年間大学に通うか、米軍に入隊すれば、永住権が得られ市民権をとるチャンスがもてます。法案再提出の動きが起きたのは、オバマ大統領が移民制度改革に関する重要な演説を行った翌日のことでした。 イリノイ州選出の民主党下院議員で、ヒスパニック議員連盟の移民対策委員長でもあるルイス・グティエレス下院議員に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/5/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー:「米国とその同盟国がアラブ世界での民主主義を阻止しようとしている」

    米国のメディア監視グループ「記事の公平さと正確さ(Fairness and Accuracy in Reporting)」の25周年記念講演で、世界的に著名な反体制の言語学者ノーム・チョムスキーが中東と北アフリカを吹き荒れている民衆蜂起に対する米国の対応を分析しています。「(中東)全域で、圧倒的多数の人々が米国を自分たちの関心事への主要な脅威だと見なしている」とチョムスキーは言います。「理由はとても簡単……明らかに米国とその同盟国は、これらの国の国民の意思に答えられる政府を求めることはないから。もしそんなことになったら、米国がその地域をコントロールできなくなるばかりでなく、そこから放り出されてしまうからだ」

    dailynews date: 
    2011/5/11(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「30分に1人が自殺」:借金と新自由主義改革に打ちひしがれるインドの農民たち

    インドでは過去16年間で25万人もの農民たちが自殺しています。これは30分に1人が自殺している計算です。この危機は農業補助金を廃止しインド農業を世界マーケットに開放した経済自由化によって拡大してきました。小規模の農家が多く返済不能の借金でがんじがらめになって絶望の淵で自殺するのです。インドの農民自殺に関する新リポートを共同執筆したニューヨーク大学法科大学院の人権と世界の正義センター(the Center for Human Rights and Global Justice)のスミタ・ナルラに話を聞きます。★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/5/11(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「一般市民に対する戦争」:メキシコの麻薬戦争 増える残虐死が抗議運動を惹起

    米国支援の麻薬戦争に抗議して、8日メキシコシティで2万人が集参したデモが行われました。これは、2006年にメキシコのフェリペ・カルデロン大統領が麻薬密売人およびカルテルに対する反対キャンペーンを開始して以来、3万8千人以上の命が麻薬戦争絡みの暴力によって残虐な方法で奪われている事への関心を呼び起こそうとするデモです。米議会は2008年以降、メキシコの麻薬戦争支援に15億ドルの予算を割り当てています。抗議デモはメキシコ中央部のメレロス州で、メキシコ人詩人ハビエル・シシリアの呼びかけで始まりました。彼の24歳の息子は今年、銃撃で死亡しています。麻薬戦争と米・メキシコ国境問題の専門家で、新著El Sicario: The Autobiography of a Mexican Assassin(殺し屋:メキシコ人暗殺犯の自叙伝)を共著で出版したモリー・モロイに話を聞きます。「これはメキシコ政府によるメキシコ市民に対する戦争だと考えている」とモロイは言います。

    dailynews date: 
    2011/5/11(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 記録的な国外退去処分が実施される中 オバマ大統領 移民制度改革を訴える

    オバマ大統領は10日、2008年の大統領選以来初めて、米・メキシコ国境を訪問し、包括的移民制度改革に関する重要政策演説を行いました。一方、イリノイ州のパット・クイン知事と38人のニューヨーク州議会議員は、移民法執行のためのオバマの目玉である「地域の安全(Secure Communities)」プログラムを廃止するよう要請しました。このプログラムにより記録的な数の国外退去処分が実施されました。全米移民フォーラム代表理事のアリ・ヌーラーニと、憲法に保証された人権擁護センター(Center for Constitutional Rights)の専従弁護士スニータ・パテルに感想を聞きます。「法の執行が先で改革はその後、というやりかたは全く機能していない。州も連邦議会もいまや我慢できなくなりつつある」とパテルは言います。ヌーラーニは、ねじれ議会で移民改革法案を通さねばならないオバマの政治的困難を知りつつも、次のように指摘します。「大統領には、当局の執行手段に、より望ましい優先順位をつける行政上の権限がある。国外撤去される者は、本当に私たちのコミュニティーに害をもたらしている者でなければならない。それは学生たちや一生懸命働いている家族ではない。」

    dailynews date: 
    2011/5/11(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 歴史学者アダム・ホックシールド:第一次世界大戦の平和主義者たちから学ぶ反戦運動のレッスン

    オバマ政権が海外での軍事活動に従事し続ける中、戦争の開始と持続について、歴史的観点から検証します。政治家たちはどうやって戦争を支持するよう大衆を駆り立てるのでしょう?ナショナリズムの熱が冷めた後の不人気な戦争が何故続くのか?こうした、また他の多くの疑問について、歴史学者のアダム・ホックシールドは自らの新著で、世界最悪の戦争の一つである第一次世界大戦を通して検証しています。本の題名は、To End All Wars: A Story of Loyalty and Rebellion, 1914-1918(『全ての戦争を終わらせるために:忠誠と反抗の物語 1914~1918年』)です。

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    2011/5/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 独占放送:劇作家トニー・クシュナーが語るニューヨーク市立大学論争、学問の自由、イスラエル

    世界独占放送で、ピュリツァー賞受賞のトニー・クシュナーがデモクラシー・ナウ!に出演し、全米の注目を集めた騒ぎを経たものの、ジョン・ジェイ・カレッジ・オブ・クリミナル・ジャスティス(John Jay College of Criminal Justice)において名誉学位を受けるつもりであることを発表しました。5月第1週に開かれたニューヨーク市立大学(CUNY)の理事会で、出席者の一人がクシュナーのイスラエル政府の政策にへの批判的な見方に言及し、その後の投票でクシュナーへの名誉学位授与の見送りが決まりました。しかし、CUNYの理事会は5月9日の夜、この決定を覆しました。クシュナーは今も謝罪を待っていると言っています。「開かれた意見交換と学問の自由の擁護という点で、理事会側に明らかな判断ミスと責任の欠如のがあったことを認めれば、私はそれを謝罪と受け取ってもいい。」世界の代表的劇作家の一人であるクシュナーは、長年にわたってパレスチナ人の人権の擁護者であり、イスラエルの政策を批判してきました。「美辞麗句や民衆煽動、空想に基づいて、合法的で成功する平和への道を形成することは不可能です」とクシュナーは言います。

    dailynews date: 
    2011/5/10(Tue)
    記事番号: 
    1

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