デイリーニュース

  • 「ウォール街を占拠せよ」運動が拡大:アイオワで32人拘束、右派誌編集者がデモに潜入

    ニューヨーク市の「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」野営デモに触発された抗議行動が、週末も全米各地に拡大し、フィラデルフィア、アトランタ、シカゴ、シンシナティ、インディアナポリス、サンフランシスコ、オークランドなどで抗議デモが行われました。各地の抗議デモで人々が拘束されました。デモインのアイオワ州議会議事堂前で日中に行われた抗議デモには約500人が集まり、デモ隊は議会施設を「ピープルズ・パーク(民衆公園)」と名付け、公園で一夜を過ごしたデモ参加者32人が警察に拘束されました。また8日には、ワシントンD.Cにあるスミソニアン航空宇宙博物館で、無人機の展示に抗議した100人以上のデモ隊に警備員がトウガラシスプレーを使用した後、博物館は閉鎖されました。その後、保守系言論誌アメリカン・スペクテータ—編集補佐が、抗議グループに潜入し、警備員にトウガラシスプレーを使うようけしかけたとネットで述べました。一方ニューヨーク市では、数千人のデモ隊が、野営が4週間目に突入した金融街の拠点から、グリニッジビレッジのワシントンスクエアパークまで行進しました。スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクは9日、ズコッティ広場でデモ参加者たちを前に演説。「彼らはあなたたちそしてわれわれを夢想家だと言うだろう。

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    2011/10/10(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「混乱と血の海だ」エジプト軍がコプト教デモ隊に攻撃 25人死亡

    エジプトで9日、軍がキリスト教の一派コプト教徒の大規模なデモを攻撃し、少なくとも24人が死亡しました。攻撃は、前週アスワン地方にある教会が攻撃されたことへの抗議がカイロで行われた後に勃発しました。デモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブドゥル・クドゥース記者はカイロにおり、殺害を目撃しました。「軍が攻撃を開始しました。それから軍は突進して前進してきて、自分たちの進路にいる人々を次々に殴打していきました。その後に発砲を始め、銃声が周囲に響き渡りました」とクドゥースは語りました。「現場はカイロで革命が起こった時以来なかったくらい混乱しており、血の海となっていました。そして軍部による今回の行動は、エジプトの今後に対して悲観的な印象を与えています」

    dailynews date: 
    2011/10/10(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ジェシー・ジャクソン師 公民権運動家フレッド・シャトルズワースとデリック・ベルの死を悼む

    今週、公民権運動は2人の偉大な先導者を喪いました。フレッド・シャトルズワース師は享年89、デリック・ベルは享年80でした。シャトルズワース師はアラバマ州バーミングハムの人種隔離政策撤廃の闘争を指揮しました。彼は、マーティン・ルーサー・キング師、ラルフ・デイビッド・アバーナシー師とともに南部キリスト教指導者会議を創設し、公民権運動の「ビッグ3」と呼ばれた3人の中で、存命していた最後の1人でした。法学者で公民権運動家のデリック・ベルは、本や記事を著し、キャリアまで投げ打って、アメリカの人種差別を浮き彫りにしようとしました。彼はハーバード法学大学院で黒人で初めて終身在職権を与えられた教授だったのですが、大学側に雇用差別があると抗議して終身職を放棄したのです。フレッド・シャトルズワースとデリック・ベルの生涯と遺産とを偲ぶために、レインボウ/PUSH連合創始者ジェシー・ジャクソン師に話を聞きます。

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    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 米国侵攻から10年 アフガン戦争激化 終息は見えず

    前大統領のジョージ・W・ブッシュがアフガニスタンへの開戦を発表したのは10年前の今日でした。この戦争は米国史上最長の戦争となり、今なお終わりが見えません。タリバンはいまもアフガニスタンの主要地域の支配権を握り続けています。和平交渉は崩壊しました。死者数は民間人軍人ともに増え続けています。この数週間だけでも和平後退の重大事がいくつも起きました。9月13日には武装勢力がカブールの米国大使館とNATO本部を襲撃しました。その1週間後にはアフガン高等和平評議会を率いていたブルハヌディン・ラバニ元大統領が暗殺され、タリバンが犯行声明を出しました。そして今週、ハミド・カルザイ大統領がタリバンとの交渉を諦めたとウォールストリート・ジャーナルが報じたのです。戦争で長期にわたり破壊された国にどんな未来があるのか考えるために、アフガニスタンにつないで「リーナ」に話を聞きます。「リーナ」は19歳の女性で、アフガニスタン女性革命的協会のメンバーです。「リーナ」は仮名で顔も隠しています。同協会のメンバー全員が安全のために実名を隠しているのです。もう一人のゲスト、独立系ジャーナリストアナンド・ゴパルです。アフガニスタンを広範囲に渡って取材報道し、アフガン戦争についての本も間もなく上梓します。

    dailynews date: 
    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    4
  • リベリアの大統領エレン・ジョンソン=サーリーフと活動家リーマ・ボウイーも平和と平等の功績で受賞

    リベリア大統領エレン・ジョンソン=サーリーフには、大統領再選を目指す選挙運動の締めくくりがノーベル平和賞受賞の発表となりました。リベリア大統領選の投票日は10月11日の火曜日です。もう1人のリベリアの受賞者リーマ・ボウイーは、2003年の第二次内戦の終結をもたらした一因とされる「平和運動のための女性たち」の創設者です。この運動は2002年、戦いを終わらせようとボウイーがささやかな女性たちのグループを作り、魚市場で歌い祈ったことから始まりました。エミラ・ウッズに話を聞きましょう。彼女はリベリア出身で、ワシントンの政策学研究所の外交政策専門部(Foreign Policy In Focus)の共同部長の1人です。

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    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    3
  • イエメンの活動家タワックル・カルマン アラブ女性で初のノーベル平和賞受賞:アラブの春への賛同

    イエメンの活動家タワックル・カルマンはインタビューの中で自分の平和賞受賞はイエメンとアラブの春のすべての民衆蜂起の勝利だと話しています。カルマンは32歳のジャーナリストでイエメンの非営利団体「鎖に繋がれない女性ジャーナリスト」の代表です。今年の政治的混乱の期間、彼女は身柄を拘束されていました。彼女はアラブ女性として初めてのノーベル平和賞受賞者で、1976年に受賞したアイルランド人活動家メイリード・コリガンを僅差でしのぎ最年少の受賞者となるはずです。イエメンの民衆蜂起をつぶさに取材してきた英国人ジャーナリスト、アイオナ・クレイグに感想を聞きます。「この平和賞の授与は実際、ある意味で彼女を守ってくれることになるはずです。いまこうしてさらに国際的により大きな注目を浴びることになり、現体制が彼女を再び拘留しようとしたら墓穴を掘ることになるでしょう」とクレイグは言います。

    dailynews date: 
    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ノーベル平和賞はジェンダー平等と平和構築の女性3人へ

    2011年のノーベル平和賞はイエメンの活動家タワックル・カルマン、リベリア共和国大統領エレン・ジョンソン=サーリーフ、同じくリベリアの平和活動家リーマ・ボウイーの3人に授与されました。この3女性の受賞は「女性の安全と、平和構築の努力への完全参加の権利を求める非暴力の闘い」に対してのものです。110年におよぶノーベル平和賞の歴史の中で、女性受賞者は男性85人に対してわずか12人でした。ノルウェーのノーベル委員会トルビョルン・ヤグランド議長が今朝行った発表の模様を放送します。

    dailynews date: 
    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ナオミ・クライン:キーストーン XL 石油パイプライン問題をみればウォールストリートが米国政府を占拠しているのは 一目瞭然

    9月、数々の受賞歴に輝くジャーナリストで著述家のナオミ・クラインはキーストーンXLパイプライン提案に反対する、ホワイトハウス前での2週間にわたる不服従市民運動に参加し1000人を超える人々と共に逮捕されました。このパイプラインは、原油をカナダのタールサンド 油田からメキシコ湾岸地方の製油所へと輸送するものです。現在、「ウォール街を占拠せよ」抗議運動を支援するために、ニューヨークに滞在中のクラインは番組登場し、この2つの闘争のつながりについて、そして、ホワイトハウスと当パイプライン提案を考慮中の米国務省、キーストーンXLロビイストとのなれあいの関係について論じます。

    dailynews date: 
    2011/10/6(Thu)
    記事番号: 
    7
  • ナオミ・クライン:抗議者たちは街頭で変化を求める 選挙で変化は起きないから

    5日夜のニューヨーク市での「ウォール街を占拠せよ」抗議運動に参加した数千人の中には、数々の賞に輝くジャーナリストで著述家のナオミ・クラインもふくまれています。クラインは、ベストセラーとなった『ショック・ドクトリン‐‐惨事便乗型資本主義の正体を暴く』の著者です。また、世界中で歯止めの利かなくなっている資本主義を批判する人々の文化的マニフェストとなった、『ブランドなんか いらない』の著者でもあります。クラインは、「ウォール街を占拠せよ」運動について、そして企業メディアがなぜこの運動を矮小化しようとするかについて語ります。「オバマ政権のせいで、この若い世代が政治に対して斜に構えるようになったり、政治に無関心になることを私は何よりも恐れていました。でもそれどころか、彼らは力の源泉となっています。若者は、政治家たちは企業利益によりあまりにも操作されているので、変化はワシントンからは来ない、そしてそれが米国の根本的な危機だということを理解するようになっています。

    dailynews date: 
    2011/10/6(Thu)
    記事番号: 
    6
  • 「私たちは99%:「ウォール街を占拠せよ」行進からの声

    5日の「ウォール街を占拠せよ」の行進では、ニューヨーク市のダウンタウンの通りが数万人の人々で埋まり、ありとあらゆる年齢と背景の人たちが集いました。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンが街頭からいくつかの声をレポートします。

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    2011/10/6(Thu)
    記事番号: 
    5

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