« 前  

2017年1月18日(水)

  次 »
  • 任期満了を数日後に控えるオバマ大統領は17日、服役中の209人を減刑に、64人には恩赦を与えました。米軍で内部告発を行ったチェルシー・マニングもこれに含まれ、オバマ大統領が禁固35年を7年に減刑したことで、5月17日に釈放される見込みとなりました。弁護士によると、マニングはすでに内部告発者としては米史上最長の刑期を務めています。マニングは、イラクおよびアフガニスタン戦争ならびに米外交政策に関する70万点以上の機密文書やビデオをウィキリークスに漏洩しました。マニングは何度も長期の独房入りを課され、ジェンダー・アイデンティに関する医療処置を拒否されてきました。マニングの上告を担当したナンシー・ホランダー弁護士と、性別違和感に関する医療を拒否する米国防省を相手取る裁判を担当した、米国自由人権協会(ACLU)のチェイス・ストランジオ弁護士に話を聞きます。

  • オバマ大統領は、米陸軍内部告発者のチェルシー・マニングを減刑しましたが、米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンに恩赦を与える計画は皆無です。大統領報道官ジョシュ・アーネストは先週、「(マニングが)ウィキリークスに提供した情報は、国家安全保障にダメージを与えた。しかしエドワード・スノーデンによる暴露は、深刻さにおいても危険度においても、それをはるかにしのぐものだった」と語りました。調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)の記者で、先日、The True Scandal of 2016 was the Torture of Chelsea Manning(「チェルシー・マニングの拷問こそが、2016年の本当のスキャンダル」)と題する記事を執筆したジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

  • 17日、オバマ大統領は、長年にわたるプエルトリコ独立運動活動家オスカー・ロペス=リベラにも減刑を与えました。ロペス=リベラはすでに35年間あまり収監されていて、その多くを独房で過ごしています。1981年、ロペス=リベラは米国のプエルトリコ支配に武力で反対する扇動共謀に関わったなどの容疑で連邦裁判所から有罪判決を受けました。1999年、ビル・クリントン大統領がプエルトリコ民族解放武装郡(FALN)16人を減刑にしましたが、2人のメンバーが除外されたためロペス=リベラはこの恩赦を拒否しました。2人は後に釈放されています。今回、オバマ大統領が減刑を与えたことで、ロペス=リベラは5月17日に釈放される見込みです。シカゴより兄弟のホセ・ロペス=リべラ、そしてデモクラシー・ナウ! の共同司会者フアン・ゴンザレスに話を聞きます。

  • オバマ大統領はオスカー・ロペス=リべラとチェルシー・マニング、その他207人を減刑しましたが、米国先住民活動家で服役中の71歳のレナード・ペルティエに関しては何の措置もとっていません。ペルティエは「アメリカ先住民運動」(American Indian Movement)元メンバーで、1975年にサウスダコタ州のパイン・リッジ先住民保留地で起きた銃撃戦でFBI捜査官を射殺した容疑で有罪となりました。ペルティエは長年に渡り無罪を主張しています。ペルティエの弁護を務めるマーティン・ガーバス弁護士にニューヨークのスタジオで話を聞きます。

  • 17日、次期教育長官に指名されたベッツィー・デボスは、上院指名承認公聴会で民主党上院議員から厳しい質問を受けました。デボスは以前からチャータースクールおよび、私立校や宗教法人が経営する学校を支援する「教育バウチャー」制度の支持者です。デボスと夫は、教育省とも取引のある学生ローン取り立て会社にも投資しています。公聴会でデボスは、私立のキリスト教系学校および、LGBTに反対する組織に数百万ドルもの寄付を行ってきた一族の財団について、何度も質問されました。質問で取り上げられた財団の中には、キリスト教保守派組織「中心は家族に」(Focus on the Family)や保守派キリスト教のロビー活動組織「家族リサーチ委員会」(Family Research Council)が含まれますが、南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)のヘイト組織リストに挙げられている団体です。デボスは証言で、一族が運営する「プリンス財団」(Prince Foundation)とは一切関係がないとし、連邦税納税申告書で数回にわたり同財団の副理事長として自分の名が記載されていたのは誤りだと主張しました。

  • 調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)のジェレミー・スケイヒルによれば、ベッツィー・デボスの弟で、民間軍事会社ブラックウォーター社創設者のエリック・プリンスは、密かにトランプの政権移行チームのアドバイザーとなっており、閣僚候補の身元調査も手助けしています。大統領選挙の日の夜、プリンスの妻ステイシー・デルークは、なんと、トランプ選挙事務所内で撮影した写真を投稿しています。スケイヒルに彼の最新記事Notorious Mercenary Erik Prince Is Advising Trump from the Shadows(「悪名高き民間軍事会社社長エリック・プリンスが陰でトランプにアドバイス」)について聞きます。

Syndicate content