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2016年8月29日(月)

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  • 苦境に立たされているブラジル大統領のジルマ・ルセフは29日、自らの弾劾裁判で証言する予定です。多くの人々はこの裁判を、ルセフの右派政敵によるクーデターだと批判しています。ルセフもこの裁判を批判し、国を一つにするために選挙を早く行うよう呼びかけています。弾劾は、ルセフが財政赤字を隠すために政府の会計を不正に操作したという非難が元となっています。今年初めに職務停止を受けたルセフは一貫して無罪の立場を守り、裁判手続きを進めているのは彼女の政敵であり、その目的は自分たちに対する訴追をかわし、ここ数年の進歩的な政策を無にするためだと主張しています。ブラジルの情報公開推進団体「トランスペアレンシー・ブラジル」(TransparencyBrazil)によると、ブラジルの議員の60パーセントは現在、刑事捜査の下にあるか、汚職から不正選挙に至るさまざまな罪状ですでに有罪判決を受けています。反対派が予算法違反でルセフを有罪とするには、上院81議席の3分の2にあたる54票が必要となります。弾劾が認められれば、13年続いた左派労働党政権に終止符が打たれ、ルセフの残りの任期の2年間はミシェル・テメルが暫定大統領を務めることとなります。テメルはきわめて人気が低く、国営石油会社ペトロブラスとつながりのある不正な選挙資金を受け取ったとして自身も捜査対象となっています。

  • バーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員は8月初め、民主的に選ばれたブラジルの大統領の弾劾を強く非難するコメントを出しています。サンダースは上院議員としてのサイトで、「ブラジルのジルマ・ルセフ大統領を大統領職から除去しようとする試みに断固として反対することを米国に求める」との立場を表明しました。サンダース議員はさらに、「多くのブラジル人やオブザーバーにとっては、この物議をかもす弾劾裁判は、むしろクーデターに近いものとして映っている」としています。リオデジャネイロにいる調査報道サイト『インターセプト』のグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

  • ヒラリー・クリントンとクリントン財団をめぐる疑惑が拡大しています。民主党全国委員会のドナ・ブラジル暫定委員長は28日、国務長官だったクリントンがクリントン財団の寄付者らと会っていたことを弁護し、「共和党の候補が寄付者や支持者、活動家と会っても面会と呼ばれるだけだ。民主党候補がそれをすると利害相反と呼ばれる」と語りました。ドナ・ブラジルのコメントは、ヒラリー・クリントンが国務長官だったある時期に、クリントンが会った民間人の半分以上がクリントン財団の寄付者だったことを明らかにしたAP通信の調査報道を受けたものです。AP通信の調査記事は、国務省のスケジュールの公開を求めた3年に及ぶ戦いを経て可能となりました。アナリストは、ヒラリー・クリントンが電話または面会によって会っていた154人のうち少なくとも85人は財団の寄付者だったとしています。ピュリッツァー賞を受賞したジャーナリストで調査報道サイト『インターセプト』のグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。グリーンウォルドの最新記事は、"Why Did the Saudi Regime and Other Gulf Tyrannies Donate Millions to the Clinton Foundation?"(サウジ政権と湾岸専制諸国はなぜクリントン財団に数百万ドルを寄付したか)です。

  • メディア各社は、ドナルド・トランプのビジネスと納税履歴について大がかりな調査を始めました。トランプの現在と過去の選対本部長、スティーブン・バノンとポール・マナフォートの経歴と過去の仕事についても詳しく調査しています。しかしその同じメディアとジャーナリストがヒラリー・クリントンへの調査は拒否してはいないでしょうか。ピュリッツァー賞受賞ジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

  • リオデジャネイロでは、試合による負債と財政危機の深まりをブラジル人に残し、五輪大会が閉幕しました。現在の状況について、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリストで「インターセプト」共同創設者のグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。グリーンウォルドは最近、調査報道サイト『インターセプト』のブラジル事務所の立ち上げを助けています。

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