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2016年7月25日(月)

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  • ウィキリークス創設者で編集長のジュリアン・アサンジがロンドンから番組に加わります。ウィキリークスは、民主党がヒラリー・クリントンに便宜を働き、バーニー・サンダースを負けさせようと信用を傷付けることまで考えていたことを示す2万通近くのメールを公開しました。党内大混乱の民主党の全国大会は今日25日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで開幕します。民主党全国委員会(DNC)委員長を務めるフロリダ州選出の下院議員デビー・ワッサーマン・シュルツはこのウィキリークスの暴露の後、辞任を表明しました。これらのメールは、メインストリームのメディアがDNCと密接な関係があったことも示しています。

  • ウィキリークスは3月、ヒラリー・クリントンの国務長官時代の私用メール・サーバーで送受信されたメール3万通と添付ファイルの検索可能なアーカイブを公開しました。文書は5万ページにわたり、日付は2010年6月から2014年8月までのものです。このうち7500通はヒラリー・クリントン側から送られたものでした。情報公開法の要請で、国務省はメールを公開しました。

  • 共和党全国大会閉幕後の数日間で、ドナルド・トランプの人気が急上昇しています。CNNの直近の調査では、4人の大統領候補のうち、トランプの支持は44%にのぼり、ヒラリー・クリントンの39%を上回りました。リバタリアン党の大統領候補ゲーリー・ジョンソンの支持は9%、緑の党の大統領候補ジル・スタイン博士の支持は3%でした。ドナルド・トランプが大統領となる脅威が本格化してきましたが、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジは、それでもヒラリー・クリントンを支持する理由にはならないと語ります。あえてどちらを取るか聞かれたアサンジは、「コレラかゴノレラ(淋病)かを選べと言われているようなものです」と答えました。

  • 民主党全国大会がフィラデルフィアで開幕しています。民主党の状況に目を向けましょう。ヒラリー・クリントンとバーニー・サンダースの予備選の長い戦いが終わり、民主党のリーダーたちの多くは、全国大会を党の団結の見せ場にしようと考えていました。しかしヒラリー・クリントンが22日、バージニア州選出のティム・ケイン上院議員を副大統領候補に指名し、より進歩的な副大統領を望んでいたバーニー・サンダース支持者の怒りをかうことになりました。それと同じ日にウィキリークスは、民主党全国委員会の内部メール約2万通を公開しました。メールでは、バーニー・サンダースの信用を傷つけて大統領候補者選で負かそうと、党機関の関係者が陰で動いていたことが示されています。これを受けてフロリダ州選出上院議員デビー・ワッサーマン・シュルツは、全国大会開幕の数時間前になって全国委員長の職を辞任すると表明しました。ヒラリー・クリントンの大統領選広報係の代表者ジェス・マッキントッシュと、「バーニー予備選代議員ネットワーク」(Bernie Delegates Network)の調整役を務めるカリフォルニア州民主党大統領予備選代議員のノーマン・ソロモンが議論を戦わせます。

  • 民主党全国大会がフィラデルフィアで始まろうとしていますが、ヒラリー・クリントン支持者とバーニー・サンダース支持者の間の緊張は高まっています。ウィキリークスが2万通近いメールを公開し、民主党がいかにヒラリー・クリントンに肩入れし、ライバルのバーニー・サンダース上院議員の信用を傷つけようと舞台裏で動いていたかの実態が明らかとなりました。民主党全国委員長を務めるフロリダ州選出上院議員デビー・ワッサーマン・シュルツはこのリークの後の24日、委員長職を退くと述べました。25日夜に発言を予定しているサンダースは民主党の綱領(プラットフォーム)について、「民主党史上で最も進歩的」だとして民主党員が綱領に同意したことを賞賛することになっています。しかし綱領をめぐる戦いでは、サンダース側が提案した特別代議員廃止の修正を民主党全国委員会が拒否し、サンダースは大きな敗北を喫しています。調査報道サイト「インターセプト」のザイド・ジラニに聞きます。ジラニは、いかに「民主党大会が特別代議員制度の維持を条件付きで採択したか」("DNC Votes to Keep Superdelegates, But Sets Some Conditions")を記事で解説しています。

  • 民主党全国大会が25日に開幕するフィラデルフィアでは、住民と選出議員がチャイナタウンへの注目を高めるチャンスにしようとしています。チャイナタウンは、フィラデルフィアの「センターシティ」と呼ばれる中心街の中で非白人が主に居住する低所得コミュニティとしては最後の地区です。この地区は過去数十年の間に、「都市再生」や「高級化」(ジェントリフィケーション)を銘打つ再開発プロジェクトで、住宅3分の1と土地の半分を失いました。これらは住民を強制退去の脅威にさらすものです。しかしチャイナタウンの住民たちはここ15年、組織化を進め、圧力を押し返して来ました。投資額6億ドルに上る野球スタジアム建設計画を回避させ、チャイナタウン中心部でのカジノ建設の提案もはねつけるなど、相次いで成功を収めてきました。この地域で長らく活動してきたヘレン・ジムに話を聞きます。ジムはこのほど、アジア系アメリカ人の女性として初めて、フィラデルフィア市会議員に選ばれました。

  • フィラデルフィアでは24日、フラッキング禁止とクリーン・エネルギーへの移行を求めて数千人がデモを行いました。デモクラシー・ナウ!がその中の何人かに話を聞きました。猛烈な熱波にもかかわらず、1万人に達する抗議者が数時間にわたって街を練り歩きました。世界中で気候変動による異常気象が続いています。カリフォルニア州ロサンゼルス北部では24日、山火事の規模が2倍に拡大しました。その前日には、ロサンゼルス北部サンタクラリタの住宅の外で焼死体が発見されたばかりです。

  • 民主党全国大会を翌日にひかえた24日、プエルトリコ人の議員やコミュニティーリーダー、アクティビストなど約150人が全米からフィラデルフィア近郊に集まりました。プエルトリコは現在、かつてない財政と経済の危機に見舞われています。集まった150人は、プエルトリコへの支援を組織する団体「ナショナル・プエルトリコ・アジェンダ」(NationalPuertoRicanAgenda)を設立しました。1カ月前には、異論のある「プエルトリコ監視・管理・経済安定化法」(Puerto Rico Oversight, Management, and Economic Stability Act, PROMESA)が連邦下院で可決され、オバマ大統領が署名したばかりです。この法律は、プエルトリコが抱える約700億ドルの債務を再編する道を作るものですが、プエルトリコ財政を監督する新たな金融規制機関を設けようというものでもあります。今日25日は、プエルトリコが米西戦争で米国に侵略されてから118年、プエルトリコ自治連邦区設立から64年の日にも当たります。新たに設立された団体は、フィラデルフィア市庁舎の近くで集会を開き、民主党の派遣議員らにプエルトリコ側の考えを伝える予定です。新たに選出されたリーダーのうちの2人、ロズニ・プラザとナタシャ・オテロ=サンティアゴに話を聞きます。

  • バーニー・サンダース上院議員は25日夜の民主党全国大会で発言することになっています。今日の番組の最後は、24日にフィラデルフィア市庁舎前の広場に数百人規模で集まったサンダース支持者らの声で終えることにしましょう。焼けつくような熱い日差しにもかかわらず、サンダース支持者らは何時間にもわたって集会を続けました。彼らは、ウィキリークスが22日に暴露したメールはサンダースに対する民主党全国委員会の不当な仕打ちを示すものだと主張し、より進歩的な綱領(プラットフォーム)を採択するよう民主党に要求しました。

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